人間の奴隷となっていた「角族」の親友ジャオを救ったユエは、国に認められた研究者である立場を利用し、より多くの「角族」を救うことを決意する。<br />しかしそんな彼をあざ笑うかのようにユエと角族に次々と苦難が降りかかる。<br />それでも「少しでも多くの命を……」とあがくユエに、ジャオ達 角族は……。<br />『兎が二匹』の実力派作家 山うたが描く、苦しくて切ない友情の物語、堂々完結!