アマ天竜の決勝戦で咆哮する‘ケダモノ’、弾塚光。<br />そこへ現れたのは、現在、奨励会三段リーグに在籍している唯一の女性・菊一文子。<br />菊一の瞳には、光に対する異常なまでの敵愾心が宿る。<br />2人の出会いは、いつだったのか――? 幼きライバル同士の真剣勝負は、まさしく明暗を分け、今に至った。<br />だが、過去は過去。<br />弾塚光は今日も将棋を指す……勝ち続け、プロになるために。<br />