花と修羅場
広域指定暴力団「花村組」の跡取り息子である花村虎之助をアシスタントとして雇った夕奈。
プロの少女マンガ家とヤクザの跡取り息子――あまりに住む世界が違う二人だったが、ともに修羅場を乗り越える中で徐々に絆を深め、夕奈も愚直に少女マンガ家を目指す花村さんに少しずつ惹かれていく。
ところが、「跡形もなく始末しろ」電話越しに、そんな不穏な指示をおくる花村さんを目撃し、夕奈は改めて花村さんとの埋められない距離を感じてしまう。
消沈する夕奈だったが、その背後には謎の男の魔の手が忍び寄って…。
「動いたら殺す」なんと夕奈は、その男に脅され拉致されてしまう――!拉致された先、外された目隠しの先に立っていたのはどう見ても堅気じゃない長身の男で……、「貴様にはまずやってもらうことがある。
虎之助を呼び出せ」なんと男の狙いは、花村さんだった。
なんとか花村さんを危険に晒さないようにねばる夕奈に危険がせまったその瞬間、「お待たせしました タピ岡先生」ついに花村さんが現れる。
ところが事態は思いがけない展開に転がっていき――!?(担当より)あらすじをみて、「本当にこれは少女マンガなのか?」と思った方もいるかもしれませんが、正真正銘少女マンガです!2巻は、タピ岡の絶対絶命の危機から始まりますが、最終的には花村さんがいろいろな意味で危機に陥ります。
ところで皆さんは、自分が恋におちる瞬間を自覚したり、あるいは誰かが恋におちた瞬間を目撃したこがあるでしょうか?恋におちる、とはよく言ったもので、その瞬間はそれこそドッキリで落とし穴にはまってしまう時のように、さりげなく、そして劇的に訪れるものだと思います。
うっかりすると見逃しかねないその貴重な瞬間が、2巻目にはいっぱい詰まっております。
さらに、タピ岡と花村さんにとって非常に重要な新キャラも登場しますので、楽しんで頂ければ幸いです。
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