時は安政四年。<br />後に「新選組 鬼の副長」と呼ばれる土方歳三は、喧嘩に明け暮れる日々を過ごしていた。<br />農民の生まれである歳三は武士への強い憧れがあった。<br />しかし、身分という壁に抗えず、ただ憧れだけが募る鬱屈とした日々を過ごしていた。<br />そんなある日、佐絵という女性との出会いがきっかけで、命懸けの戦いに臨み初めて人を斬る。<br />この一戦を皮切りに、歳三の人生は激動の渦に呑まれていくことになる。<br />電子書籍版では、雑誌掲載時と同様に巻頭をカラーぺージで収録!