【この作品は同タイトルの合冊版です】シャワーも浴びないまま彼にがっつかれる。<br />やわらかに胸を食みながら、「ほしかったんだろ?」なんてささやかれたら、素直になるしかないじゃない……。<br />彼・和音はあたしの教育係。<br />指揮者の父が、将来有望な学生といって家につれて来た。<br />時にやさしく、時にイジワルにあたしを支えてくれる。<br />ピアノも上手くて、三、四年前まではおねだりして弾いてもらっていたのだけど――?