けなげにも父、判官・長綱の言いつけ通り、武士の誉れに十七歳で殉じた小太郎。<br />素晴らしき死に様に心痛む長綱。<br />一年後、戦場で敵将を組み伏せ、兜を取ると……。<br />長綱は父として、わが子への自責の念、若者への憐憫が激しく交錯する。<br />※電子化に際して潮出版刊行のコミックスを分冊し、再構成しております。<br />