善治と同じように長志もかっ血し、結核に冒されていた…。<br />息子を次々と蝕む病に牧口は怒りをおぼえるが、そんな時、彼が校長を務める白金小学校に視学の一行が視察にやって来る。<br />だが、教員たちは視学に誉めてもらうことしか考えない状況に、本末転倒と嘆く牧口。<br />そして、日本は深刻な不景気が始まり、子供たちの教育にも影響が出始め…。<br />牧口の人生を通して描かれる、教育者としての姿勢に感動する完結。<br />