インゴシマ
嵐を利用したアキラの作戦は失敗に終わる。
再び島に漂着した彼女は小早川とともに今回の「オメグミ」として捕らえられてしまった。
船から放り出されていた陸を救出した啓太は、高崎、加奈、さくらとの合流を果たし、マイルとともに改めてマオモの庵へと戻る。
マオモが語る島からの脱出方法、「結界<ハザカイ>に縁<ムスビ>を与える」――その意味を解き明かすために。
同じ頃、島の各地に散った吉ノ宮高校の生徒たちも生き残るために力を尽くしていた。
「マジモノ」の煙に酩酊しながらも牢を出ることに成功した橘は、シマビトたちに陵辱されていた赤城を救い出す。
一方、薫子は、自らの命と肉体を賭してガモウへと接近していく――砕け散った希望の欠片をさえ拾い集めることが未来に繋がるのか――古い執着を断ち切り新たな地平に飛び上がらんとするその跳躍をこそ希望と見るのか。
瞬間ごとに運命の色が入れ替わっていく、トライバル・サバイバル・ストーリー!
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