カムゴロシ
インゴノカム参詣の失敗に激昂したゴジョウは、忠臣・ジウベエを新たなニエとして指名する。
自らの命でミガトの怒りが収まるならばよしと、幼子・サカキに愛刀を託し、火口に身を投じるジウベエ。
その忠義に応えたか、王の乱心に怒りを覚えたか――山は鳴動し、大量の溶岩を噴出させる。
降り注ぐ溶岩をまともに浴びたゴジョウは深い火傷を負い、その日の夜半に命を落とした。
王の死去により、次代のミガトを巡る争いの火種が瞬く間にインゴの一族たちの野心と欲望を燃え上がらせていく。
ミガトの後継者としての最後の権利を有するガモウには、その争いの行方を自らが掌握するための策があり――生きようとする意志が互いの運命を絡め合う、もうひとつのトライバル・サバイバル・ストーリー!
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