背徳心と愛欲が交差する禁断の情事――二人は瓦礫の中遺体となった花をリアカーで運んだ。<br />辺りは一面遺体の山、山、山でただ…ただ黙祷して通り過ぎるしか…。<br />二人にはなすすべがなく炭と化した遺体をリアカーで踏みつぶしながら歩を進めた…。<br />絶望の中でかすかな希望を見出した私ですが、罪深いことに変わりはなく…幸せになれるなどと一時は思った自分をその後…恥じることになるのでした。<br />■画 ケン月影週刊実話で連載作品の電子化。<br />