夏影追う(単話)
久しぶりに会った甥は、ずっと好きだった兄そっくりに成長していた――。
田舎の一軒家にひとりで暮らす護は、兄の息子・太陽を夏休みの間だけ預かることになった。
長年密かに兄に想いを寄せていた護は、兄のかつての姿に生き写しになっていた太陽に動揺しつつも、甥との日々を平穏に過ごそうと努める。
ところがある夜、一緒に寝てほしいとせがみ、同じ布団に入った太陽がぽつりと言い放つ。
「ボクのこと…お父さんの代わりにしてもいいよ?」太陽もまた、叔父である護への秘めた想いを抱えていた。
そして交錯するふたりの感情は、ひと夏の秘密の関係へとつながっていき…。
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