その碑は無し(単話)
戦況著しく悪化し、敗色濃厚となった1944年10月20日―――、軍部は「体当たりにより自らの命を犠牲にした上で敵艦に被害を与える」使命を帯びた特攻隊をはじめて組織しました。
このあとこの特攻隊に配属された多くの若者が戦場に命を散らしていったのです。
愛する父母を、恋人を、祖国を守るために、片道分しかないガソリンを戦闘機に積み、戦地に赴いた若者は何を想って死んでいったのか。
その若者たちの想いに報いるためにいまの私たちができることは、彼らの犠牲の上になりたっている平和を永遠に続けていくことしかないのです。
全体主義者が政権を握り、民意も憲法も無視した法案が成立してしまう昨今だからこそ読みたい、反戦の碑――――。
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