川島れいこ事件モノシリーズ【忍従の果てに編】(単話)
私はあなたの娘よ、お父さん……。
でも、もう……力が尽きちゃったの……。
私が36歳のときに母親が亡くなり、ひとりになった父親と家族で同居することになった。
もともと頑固で癇癪もちの父親だったけれど、認知症になってからは悪鬼と化した!四六時中食べ物を求め、ところかまわず排泄し、暴れ回り、家族を殴りつけ、娘の私のことを家政婦としか思っていない。
でもお父さんを施設に入れるなんて可哀想よ……。
やがてうつ病を発症し、死ぬことばかり考えるようになった私。
でもお父さんを残していけば夫たちに迷惑がかかる。
だから一緒に死んでね、お父さん――!
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