春香伝(単話)
李氏朝鮮時代の韓国。
芸妓(妓生)の娘に生まれた春香が、エリートである暗行御史の候補生・夢龍と恋をしてしまった……。
「正妻でなくてもいいから傍にいるだけでいい」という春香に対して、夢龍は「暗行御史に出世して、春香の身分を解放し妻に迎え入れたい。
そのためにしばらく辛抱してくれ」といい、ふたりは離ればなれに暮らすこととなった―――――――。
夢龍の上京から半年、使道(土地の権力者)から妾としての出仕を求められた春香は、夢龍との約束を胸に、使道の命令を拒否して投獄され、命令を聞かないのであれば死罪と言い渡されてしまう。
そこに現れたのは、破産してボロ布に身をやつした夢龍だった。
春香の家族は「乞食になった夢龍など捨てて使道の妾になり、生きろ」というが、はたして春香の選んだ決断は……?
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