女郎蜘蛛の館(単話)
摩耶夕湖が描く珠玉のエロティックホラーかつて弟と人間として許されざる‘タブー’を犯そうとし、逃げるように家を離れた――まさか可愛い私の弟が沢に転落するなんて…信じられない。
しかも遺体は白骨化して首がなったなんて……弟の遺留品を受け取りに弟が泊まっていた旅館へと向かうとその旅館は曰く付きの旅館。
約80年前にも美少年の首切り殺人事件があったという。
そして古くから伝わる伝説になぞらえて女郎蜘蛛の館と呼ばれていた……「深山幽谷に 女の妖(あやかし)あり旅の男子を惑わして 精を吸い 身を喰らふこれを女郎蜘蛛(じょろうぐも)の怪(もののけ)といふ」?『伊豆の民間伝承』?
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