水子がくれた呪いの人形(単話)
男も仕事も奪われた。
でも私にはこの‘人形’があるのよ――。
漫画家の私は、アシスタントの女・りさ子にアイデアや絵柄まで盗まれた。
しかし彼女は名誉ある賞を受賞し、さらに担当編集だった私の恋人までかすめとった。
あの男、私に中絶までさせたのに!その憎しみが水子の霊を呼び覚ました。
少年がくれた、あの女そっくりの呪い人形。
人形の目を潰して、りさ子も失明させることができた。
あんたの漫画家生命、終わったわね!しかし人を呪わば穴ふたつ。
あの水子の霊が今度向かった先は、私ではなかった――。
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