立ち寄った土地はいけにえを狩る魔物の棲む場所――生まれつき目の不自由な私は、都へ職を探しに行く途中、とある村で‘小浪’と出会った。<br />小浪は、見も知らぬ私を家に招いて一晩泊めてくれるという。<br />そして「遠く離れた都ではなく、この村で働けばいい」という言葉に甘え、小浪も奉公している庄屋の家で働くことになった。<br />しかし、この村は100人目の男の精力を吸い取り魔界への道を繋ごうと画策している魔物の棲だったのだ!