三宅潮は、暴力団「宮沢組」の若頭・宮沢壱成から、財布を盗もうと動くのだが、敢え無く壱成に看破されてしまう。<br />そんな潮を壱成は、自分の舎弟にならないかと誘うのだが、潮には「もう一つの顔」があった……。<br />宿命が引き逢わせた、哀しき男たちのピカレスクロマン。<br />