赤いベレー帽の女
第2次大戦中ドイツ占領下のパリ。
ジャンヌはレジスタンス運動に身を置く女性活動家だが、ある日何者かの密告によって逮捕されてしまう。
密告の内容は彼女が闇市にかかわっているというものだったのだか、家捜しで彼女が拳銃を隠し持っていたのが発覚したのだ。
取調べを受けているとき、ひとりの男が連行されてきた。
こそ泥のフランソワだ。
そんな中、空襲警報が鳴り、警察の職員も避難する。
フランソワは隙をついてジャンヌと共に脱走するが、屋根伝いに逃亡中、ジャンヌは足をくじいてしまう。
動きの取れなくなったジャンヌは、フランソワからその日アメリカ軍がノルマンディーに上陸したことを聞く。
しかしジャンヌには心配事があった。
彼女が逮捕されたことで妹にも警察の手が及ぶのではないかということだ。
最初はジャンヌのことをからかったり邪険にしていたフランソワも、次第に彼女に親切になり、一時身を隠せるようにある場所に連れて行く。
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