密告され、絶体絶命の御所様御一行を助けたのは、伊賀の悪党 坂下直泰。<br />恩賞目当てで加勢した坂下だったが、尊雲との会話の中で、自分たちの進むべき道を見つけるのだった!日本中世、鎌倉時代末期を舞台に描く、大切な人の手をそっと握りしめたくなるような、心温まる珠玉の歴史物語!描き下ろし短話を収録した待望の第九巻!