大学生の静流は、長期休暇の際、祖母が住む田舎で過ごすのが幼い頃からの恒例行事となっていた。<br />そこには、きゃらきゃらと騒がしい小さな妖や、犬型の妖・ミフユが暮らしている。<br />人と妖、生きる時間が違うと知った静流は、この夏で彼らとの交流を最後にしようと心に決めていた――…。<br />※「miere」9月号vol.1(2017年配信)に掲載しているものと同じ内容になります。<br />