逃げるように家を出て、離れた街で一人暮らしを始めた最初の日、優人は家主の頼みで隣の部屋のドアを叩く。<br />分厚い唇にタバコを咥え、下着姿で出てきた男――江原仁をひと目見たときから、彼のことが気になってしょうがない。<br />本音が読めない年上の人、仁の一挙手一投足にドキドキする優人と、犬のような優人のことが可愛くてたまらない仁。<br />一気に体の関係になったけれど、優人にはかなしい秘密があって-。<br />※本作品は左から右の順に読んで頂く作品となります。<br />