出版社に勤める五月は、妻子ある小説家、三枝仁と恋に落ちてしまう。<br />妻と別れるという三枝の言葉を信じ、五月は彼の仕事場に暮らしはじめた。<br />そのマンションの隣に住むイラストレーターの朋子には、圭介という恋人がいたが、彼には彼女以外にも女性関係があった。<br />朋子の隣には政治家秘書の妻、藤村亜紀子の愛人、劇団員の来栖貢が住んでいた。<br />同じマンションに住む3人の愛人たち、それぞれの愛の葛藤を描く。<br />