雪のように白い肌、血のように赤い唇、そして漆黒の黒い髪。<br />それは呪い。<br />不幸を呼ぶ。<br />その名は「白雪姫」…。<br />ある国に産まれたその姫は、あまりの美しさに王女に幽閉されていた。<br />そう、自らの夫の目からも遠ざける為、決して誰の目にも触れぬように…。<br />王女は恐れていた。<br />自分から全てが奪われるのを。<br />そして、王女の恐れていた通り、その時は訪れた…。<br />