想いを寄せる亮君と二人きり。<br />──しかし、そこは地下室。<br />札付きのDV男に拉致監禁された「痩せ女」礼子だが、自己中心の生き方を改めた礼子は、むしろ‘自分を必要としてくれる’と、受け入れてしまう。<br />身勝手な暴力を振るわれながら、その原因に親との歪んだ関係を見る礼子。<br />そしてそれは、自らも立ち向かわねばならぬ‘最後の砦’と気づき──。<br />