心の内に閉じ込めた「夢」。<br />それはいつしか自分自身へと牙を剥く―――いつものように塾へ向かう途中で「とうふや」に声をかけられた育夢(いくむ)。<br />他愛ないセールストークの中でふと問いかけられる。<br /> 「なぁ坊主。<br />お前の夢はなんだ?」 それに「夢なんてない」と吐き捨てる育夢。<br />その時その言葉を一蹴する声が響く。<br />そこに現れたのは貘(ばく)だった! 二三五七の読み切り処女作! おっさんと人外のバディ物王道少年漫画!