昭和20年、樺太。<br />髪をなくした私の前に、美しい金髪(ブロンデェンカ)の少女マーシャはやってきた。<br />往時の敵国人であったはずの私と彼女は自然と絆を深め、まことの姉妹のように心を許しあった。<br />やがて垣間見る、彼女の抱える闇を知らずに…。<br />