わりきってしまえば自らの肉体を売ることだってできる……。<br />わりきれば感じることだってできる……。<br />そう思っていたはずだった……。<br />精神と肉体のバランスを崩しながらも、都会の中でしたたかに生き抜く男と女たち。<br />飯田耕一郎が描く、愛と孤独が濃縮された傑作短編集をご覧あれ!【目次】「冬の春売り」「独覚」「脱・物語」「日出尾の天子」「狂い咲き物語」「全調書」「卵想」「健康骨」「その日、三輪車」