緑の町
およそ200年前、機械のテロ行為により地上を離れた人々は、鉄と蒸気に覆われた高い塔で構成される町、「塔の町」で暮らしていた。
厚い雲の層の遥か下、かつての人々が暮らしていた町は今や「地上」と呼ばれ、足を踏み入れることは禁じられている。
そんな町で技師として生活しているミドリは、技師たちの集う研究発表会に出席する。
今日も少し慌しいだけの、いつも通りの日。
そう思っていた彼女がそこで目にしたものは――地上の機械からのテロ予告だった。
ロボットと人間が共存する世界――かつての機械の反乱により、今や廃墟となっている「地上」の町から、「塔の町」にテロを仕掛けるSFファンタジー。
Webで公開中のepisode1〜3に加え、書き下ろし小話(17P)も電子書籍版として配信。
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