【この庭には まだ 彼女がいる気がする】男やもめの藤田源は孫の柚月とふたり暮らし。<br />ある日、日課の散歩をしようと家を出ると、妻の遺した庭が荒れていることに気付く。<br />彼女が生きていた頃はまったく興味のなかったガーデニングをはじめてみた源だが――ガーデニングを通して亡き妻に思いを馳せ、思い出を巡り、自分を知っていく物語です。<br />