特に特色もなく、無気力な青年・蝶野。<br />彼の宝物は…『昆虫標本』だった。<br />しかし、ある日、バイト先から帰ると暮らしていたアパートが火事で燃え、標本をあっという間に失ってしまう。<br />途方に暮れていた蝶野だったが、そこにズカズカとパーソナルスペースに入り込んでくる男がいた。<br />‘草薙出雲’。<br />彼は昆虫学者として活動しており、蝶野が参考にしている本の著者だった。<br />そんな彼の自宅に宿泊することになった蝶野は、出雲の娘だという色白の美少女・當子と出会う。<br />――美しくも狂わしい少女の正体は?