尼僧秘話?肉欲に翻弄された女の一生?スキャンダルまみれの女たち
今からおよそ100年前、京都の古い禅寺が放火により焼失した。
犯人はなんと舜海尼(しゅんかいに)という28歳の尼僧だった…果たして、この凶行の裏に潜む女の情念ゆえの衝撃の真相とは!?―――舜海尼はその本名を長谷川鈴子といい、東京の岡崎町にある書画骨董店の一人娘として生まれた。
幼い頃から’岡崎小町’と異名をとるほどの美貌を誇った鈴子だったが、人一倍、性に対する好奇心と渇望は強く、18歳で名門資産家と玉の輿結婚をする。
しかし、その結婚相手はなんと性的不能者(インポテンツ)だった。
疼く肉体を持て余し、日々際限なく欲求不満をつのらせていった鈴子はその情欲の高ぶりに耐えられず、すべての煩悩から解放されたいと願い、離婚…そして仏教に救いを求めるべく寺での修行の道を選ぶ。
ところが、そこで出会った宗源(そうげん)という若き僧に恋してしまい、煩悩から解放されるどころか、ますます心乱されてしまうことに。
さらになんと、寺へ修行に来ていた男性信者2人からレイプされてしまうに及び、いよいよ鈴子は俗世間と完全に決別することを決心、正式に出家・剃髪(ていはつ)して尼僧となる決心をする。
だが、彼女を見舞う肉欲と妄執の嵐はこれで終わりではなかった……―――!
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