ああ、母子家庭スナック?愛を憎み、愛に目覚める母と娘?人生の選択を迫られた女たち
遥(23歳)は母親の時枝と二人で小さなスナック「Toki(とき)」を営んでいた。
時枝は遥を産んでから2年足らずで離婚し、それ以来女手一つで水商売を続けながら遥を育ててきたのだった。
そんなある日のこと、一人の青年・植草光が店を訪ねてくる。
25年前に、今は亡き父親の植草憲司が時枝から借りたお金・500万円の一部を返しにきたのだという。
これから少しずつでも全額返しにくると言う光を、しかし時枝は突っぱねる。
当時、本気で愛したがゆえに用立てた500万という大金を持ってトンズラされた悲しみと怒りを、このお金を受け取ることで許すことは絶対にできないと時枝は言う。
しかし、光はあきらめずに、時枝に何度拒絶されてもやってきた。
実は、そこには秘められた深い事情があったのだ。
光の人柄に触れるうちに彼を愛するようになった遥は、その事情を知り、光の気持ちを受け入れてもらえるよう、自らも時枝に頼むのだが、母の心は頑なだった……。
(※本コンテンツは合冊版「人生の選択を迫られた女たちVol.1-(4)?特集/彼女がシングルマザーになったワケ」の内容と重複しています。
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