ザ・女の事件 ご近所ママ友の娘を殺した女
【昭和46年/埼玉県】それは今よりもずっとご近所づきあいが密接だった時代――。
郊外の新興住宅地に家を買い、妊娠7か月の身重で引っ越してきた佐藤和美(仮名)は、近くに住む二人の主婦、大塚・花川と親しくなる。
大塚には二人の娘、美香子(5歳)と香奈子(4歳)が、花川にはひとり娘の広恵(3歳)がいて、年子状態の三人はまるで三姉妹のように仲良く遊んでいるように見えたのだが…。
ある日、一番年長の美香子が行方知れずとなり、その後なんと近所の家の庭で絞殺死体となって発見されるという惨劇が巻き起こる。
悲しむ大塚や集まってきたマスコミを前に、花川は「最近この辺をうろついている怪しい男が犯人に違いない」と自ら進んで言い放つ。
普段どちらかというとおとなしい花川のそんな言動に違和感を持つ和美だったが…なんと、実際に警察に容疑者として逮捕されたのは、その花川自身だったのだ! 同じ娘を持つ母親だというのに、信じがたい凶行に走ったその動機とはいったい……!?(※本コンテンツは合冊版「ザ・女の事件Vol.2-(2)?特集/子供を殺す母親たち」の内容と重複しています。
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