結婚三十年目、妻が離婚を切り出す時〜ご近所騒がせな女たち(単話)
夫との結婚三十年記念日のお祝いということで、二人の子供たちから高級ホテルのディナー付きペア宿泊券をもらったとき、主婦・大崎信子(おおさき・のぶこ)はとまどっていた。
実はその日、夫に離婚届を突きつけるつもりでいたからだ。
見合いで結婚してからこの二十九年間、頼りない夫を支え、尽くし、子供たちを一人前にするためにすべてを犠牲にしてきたが、ある別の男性との出会いを機に、この先は自分自身の幸せのために生きていきたい…そう考えた末の決断だった。
ところが当日、ついにその想いを実行に移した信子を待っていたのは、夫からの思わぬ対応だった――…。
(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.5-(2)〜特集/ああ!嘆きの底辺妻たち」の内容と重複しています。
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