ザ・女の難病 若年性アルツハイマーになった47歳専業主婦
専業主婦の遠藤里美(えんどう・さとみ/47歳)は、夫と大学生の息子、高校生の娘、そして寝たきりの姑との5人暮らしだった。
すっかり手を離れてしまった子供たちはほとんど家にいつかず、夫も年々無口になる一方で、里美はもっぱら言葉がうまく出ない姑と二人きりという時間が多くなっていき…私の思い描いていた暮らしと何か違うわ…日々着実に里美の中に重く澱んだものが鬱積していくかのようだった。
そんなある日のこと、里美は家の中で巨大な馬を目撃する。
その猛々しい目でじっと里美のことを睨みつけてくるのだ。
もちろん、そのことを家族に話しても皆一笑に付すばかりでまともに取り合わなかったが、そのことを境に少しずつ里美の挙動がおかしくなっていく。
実は彼女は若年性アルツハイマーという病魔に冒され始めていたのだった――。
(※本コンテンツは合冊版「私の人生を変えた女の難病Vol.3-(3)〜特集/現代病にむしばまれた女たち」の内容と重複しています。
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