面の下 腹の底〜嫁入りの日、花嫁は人喰い鬼に恋をした〜(単話)
「なぜ私の名前を知っている?」その日、女は自分とどこか同じような目をした鬼に出会った――。
凶悪な妖に付きまとわれ山奥まで逃げてきた人間の娘・紫。
行き倒れていた彼女を助けたのは、仮面を被った人喰い鬼だった。
助けてもらった礼もそこそこに早急に立ち去ろうとする紫に、「そう仰らず、紫殿」となぜか紫の名前を知っている口ぶりの鬼に戸惑う紫。
喰った相手に成りかわるという人喰い鬼の正体は…? 一方、付きまとってくる妖の「嫁になれ」という言葉に、紫はある決心をして…。
人外と人間の思いが交錯する、異種間恋愛を描く和風ファンタジー。
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