たどり着いたのは遠方の小国。<br />舞台をこしらえる一座の見物に、大名と酷薄そうな顔立ちの義昭、物憂げな義元の姿が。<br />その後、大名の使いに無理やり連れ出され困惑する舞は大名が義昭を歓待するためとして呼び出されたことをしり、意味を察して拒絶。<br />大名はまさか断られるとは思っておらず激昂するが、義昭が冷ややかに大名を止める。<br />身分の低い人間に価値はない、女ならばなおのこと、というあまりに酷い態度に舞は尊厳を傷つけられてしまうのだった。<br />