病床の母を支える竜夫少年は、ふとしたことからプロレスの日本チャンピオン近藤勇吉の目に留まり、プロレスラーとしての道を歩みだす。<br />しかし母の病状が悪化し、大金が必要になった竜夫は焦り、騙されて密輸団に協力することになってしまう。<br />近藤の力を借り、密輸団を倒した竜夫だが、重態の母が亡くなり泣き崩れる。<br />竜夫は母の願いだったりっぱな人間になることを墓前に誓い、リングに上がるのだった……。<br />