嘘のつけないお年頃
「解離性本音症」と呼ばれる、謎の奇病が思春期の子どもたちに流行した日本。
特に命に関わるわけではないのだが、心が乱れると突然自分の分身が現れ、偽りのない本音をダダ漏れにしてしまうのだ。
高校2年の沙宵(さよい)の双子の妹・沙月(さつき)は、中学時代のある事件のため、この本音症を発症し、さらに失声症を併発してしまう。
以来沙宵は、本音以外を話せなくなった妹を守ろうと、近寄る異性を過度に排除してきた。
だがある日、同じく本音症を患う後輩の男子・陽山と出会い、姉妹の関係は変化し始めて…?
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