皇后の実の息子である宮凌御は、幼い頃から女性に触れることができず、13人の兄達に虐げられていた。<br />一方、高歓は宮凌御の住む王府に植えてあるネムノキから生まれた樹の精。<br />ひょんなことから、彼女は宮凌御が唯一触れられる女性となる。<br />苛烈な皇位継承争いの中、宮凌御は高歓を手放すことができず、いつしか高歓も激しい争いに巻き込まれていくのだった…。<br />