高校生の佐倉仁は、隣の席の桃瀬かえでが一心不乱に書き込んでいるノートの中身を偶然見てしまう。<br />そこには「20代男性」「絞殺」「河川敷」などの不穏な文字が踊っていた。<br />そして、ノートに書き込んである殺人事件が実際に起こる。<br />彼女は犯人なのか、ノートは殺人計画なのか、抱える秘密とは一体なんなのか――