バーストエラー事件から一年。
二人の運命は、また新たな悲劇を辿る……。
新たな助手を迎えたあまぎ探偵事務所に来る依頼は、小次郎にとっては退屈な事件ばかり。
季節がまた冬になり、疼き始めていた彼のもとに、とある少女からの真剣な依頼がやってくる。
その依頼は失踪した臨時講師の捜索というもの。
少女が通い、講師が勤めていた学校の名前は―――「エール外国人学校」小次郎は、探偵の勘に従い、その依頼を受けるのだった。
一方、内調の一級捜査官、法条まりなは、ここ一年は現場から遠ざかり、燃え尽きたような日々を送っていた。
そんな冬のある日、後輩の杏子から出頭要請を伝達される。
何かを振り切るように最後の休日を謳歌しつつ、一年前と同じビルにある一室に着任するまりな。
与えられた任務は、不可解な死に方をした研究者の再調査。
後輩を連れての簡単な調査のはずだったが、まりなは事件をとりまく環境に危険な意思を感じ始める―――失踪した教師、死因不明の遺体……彼らの運命は、再び交錯し、また新たな悲劇を辿る――※本作品には「EVE burst error R」は同梱されません。
（C） El Dia