生粋の御曹司であり、次期家元の藤悟は、早紀の幼なじみ。ある日、自他共に認める『独身貴族』だった藤悟が、「そろそろ結婚してもいいかも」と言い出す。ずっと藤悟に思いを寄せていた早紀は、彼に好きな人がいるのだと思い込み、嫉妬心からつい「あなたに結婚なんて絶対無理」と冷たく言い放ってしまう。すると、彼の‘男’に火をつけてしまったのか、「一生をかけて証明してやる。嫁にこい」とまさかの求愛宣言! 普段はたおやかでクールな完璧御曹司が、本気になったときーー「お前が欲しい。……抑え切れない」不器用すぎるほど強引に求められ、早紀は匂い立つような彼の色香に翻弄されていき…。