小学生も終わりに近づいた二月。とある出会いがきっかけで、全国大会出場チームと合同合宿に挑むことになった智花たち。6年生チームと昴だけで訪れたのは四国。さっそく一緒に練習させてもらおうと思ったのだが。 「コーチさんが若いって聞いて、品定めに?」 「手取り足取り、よろしくお願いしますねっ」 相手の娘たちは昴が気に入ったご様子で…… 「トモ、あの二人、気をつけた方が…」 「む、カタい! いかんぞすばるくん」 「す、昴さんは………すけべですっ!」 「もう不安でヘンになっちゃいそうで」 「おー。おにーちゃんは、あげられぬ」 一気に波乱の予感モードに突入──!? そして迎える練習試合だが、相手チームの二人は相当な実力の持ち主。再試合を申し込む慧心女バスメンバーにたたき付けられたのは、昴が何でも言うことを聞くという条件で。果たして昴を巻き込んだ試合の行方は──!? ローリング・スポコメディ、完結編!