内容紹介スピンオフ作品『ファークライ ニュードン』が発売されたばかりの人気ゲーム『ファークライ5』に、今度はその前日譚が描かれた公式小説が登場。‘洗脳’が‘正義’のクソったれな世界にメアリー・メイが立ち向かう!!<あらすじ>モンタナ州、ホープカウンティだ――。かつて自由人と勇士の土地だったこの町は、カルト教団〈エデンズ・ゲート〉の本拠地になっていた。彼らは平穏な生活にじわじわと入り込み、言葉巧みに住民たちを‘信仰’という鎖で縛りつけたのだ。この町でバーを経営するメアリー・メイ・フェアグレイブは、エデンズ・ゲートに大切な家族を奪われた。教団の執拗な嫌がらせの末、父親は不審な死を遂げ、教祖‘ファーザー’に心酔する弟のドリューは消息を絶ったままだ。警察の捜査もあてにならない。メアリー・メイは自身の手で事件を解決しようと決意する。ときを同じくして、教団のまやかしから解放された者がいる。ハンターとしてエデンズ・ゲートに奉仕するウィル・ボイドは、人生最悪の時期に、教団に救われたひとりだ。だが、旧友の娘であるメアリー・メイを確保する任務を課せられたことをきっかけに、自らの過ちに気づく。これまで信じてきたことと、この町で現実に起こっていることがあまりにかけ離れていることを彼はようやく理解したのだ。熱狂的な信者を従えたエデンズ・ゲートはおそろしく危険な強敵で、メアリー・メイに勝機はなかった。だが、ウィルとの邂逅によって、彼女の運命は変わっていく。そしてそれは、ウィルにとっても同じだった──。人気ゲーム『ファークライ5』の前日譚を描いたオリジナル小説、待望の日本上陸!!ダウンロードコードは文庫版のみの特典となります。あらかじめご了承ください。著者についてアーバン・ウエイトURBAN WAITE邪悪な内容の物語を書くナイスガイ。あるいはその逆で、善良な話を書くバッドガイのときもある。これまでの著作には、‘The Terror of Living (生存への恐怖)’‘The Carrion Birds(腐肉食鳥)’‘Sometimes the Wolf(ときどき狼)’がある。全作が<エスクワイア>誌や<ボストン・グローブ>紙などの年間優秀小説リストに選出され、9ヶ国語に翻訳されて20ヶ国以上の国で発売されている。訳者訳者略歴阿部清美KIYOMI ABE翻訳家。主な訳書に『24CTU 機密記録』シリーズ、『24 TWENTY FOUR シーズ ン7-8』『メイキング・オブ・「トワイライト・初恋」』『タイラー・ロックの冒険』シリーズ(小社刊)、『アサシン クリード 預言』『アサシン クリード 血盟』(ともにヴィレッジブックス刊)、『ギレルモ・デル・トロ創作ノート 驚異の部屋』『クリムゾン・ピーク アート・オブ・ダークネス』『ギレルモ・デル・トロの怪物の館 映画・創作ノート・コレクションの内なる世界』『ギレルモ・デル・トロのシェイプ・オブ・ウォーター 混沌の時代に贈るおとぎ話』(DU BOOKS刊)、『クリムゾン・ピーク』(扶桑社刊)、『シェイプ・オブ・ウォーター』『アサシン クリード オリジンズ 砂上の誓い 上・下』(小社刊)などがある。