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【日本文学】タグのライトノベル・小説

航空自衛隊の安濃将文三等空佐は、同期の泊里三等空佐ともども内閣府の遺骨収容対策室に出向中。実際は、内閣府に設立された小規模な諜報部門に配属され、CIAから情報提供を受け、シンガポールへ潜入捜査に入っていた。ここシンガポールで、映像解析技術の専門家である田丸という男から、アジア某国の軍事関係者へ、軍事転用出来る技術が渡っていたのだ。田丸と接触を試みた二人の新米工作員は、田丸が部屋で撃たれたとの連絡を受ける。さらに、東京にいる内閣府大臣政務官の能任からの電話で、インドからシンガポールに入った日本人ビジネスマンの保護要請を受けるが、その際に泊里が撃たれてしまう。そこに外為法違反捜査に経産省安全保障貿易検査官の高木摩子、田丸の取引相手の程、警察庁の神崎が現れて--。諜報員となった自衛官を主人公に、東アジアに繰り広げられる国際謀略を描く!
公開日: 2020/01/23
ライトノベル
 
金沢・ひがし茶屋街のレストラン〈グリル・ド・テリハ〉。料理が評判のこの店には、人気の理由がもうひとつ。「相続トラブル、解決します」元税理士のウェイター冬木のもとへ、相続に悩む客が訪れる。ある女性の相談は、急死した父の遺産について。家族に内緒で連帯保証人になり、6000万円の負債が残されたのだ。さらに隠し子だという男も現れ――波乱の遺産ドタバタ劇、丸く収める冬木の秘策とは? おいしくて役に立つ、相続ミステリー!
公開日: 2020/01/23
ライトノベル
 
横浜の山下埠頭で爆破事件が起きた。捜査本部に召集された神奈川県警の心理職特別捜査官の真田夏希は、「カジノ」誘致に反対するという犯行声明に奇妙な違和感を感じていた──。書き下ろし警察小説。
公開日: 2020/01/23
ライトノベル
 
台風が接近中の夜。とあるコーヒーの店で、不思議な「薄情の連鎖」が始まる。東京に台風が接近中の夜、「コーヒーの店で、ひとときを」と看板に書かれた店の客は、カウンター前が好きな女性とスーツ姿の男性客の二人。その女性客は、店がある建物の四階に住んでいると話します。男性客が帰った後.店主は女性客に、この店で知り合って結婚して離婚した男女の話をします。その話に出てくる女性は、女性客の友人であり、薄情な人なのだという話をして、店主の元の奥さんのカフェについて訊ねたことから、不思議な「薄情の連鎖」が始まります。コーヒーの香りを背景に語られる「薄情」という言葉の意味をふと考えてしまいます。底本:『この冬の私はあの蜜柑だ』2015年、講談社【著者】片岡義男1939年東京生まれ。文筆家。大学在学中よりライターとして「マンハント」「ミステリマガジン」などの雑誌で活躍。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。著書に『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『メイン・テーマ』『日本語の外へ』ほか多数。近著に『くわえ煙草とカレーライス』(河出書房新社)、『窓の外を見てください』(講談社)などがある。
公開日: 2020/01/22
ライトノベル
 
チャラ男って本当にどこにでもいるんです。一定の確率で必ず。すべての働くひとに贈る、新世紀最高‘会社員’小説社内でひそかにチャラ男と呼ばれる三芳部長。彼のまわりの人びとが彼を語ることで見えてくる、この世界と私たちの「現実(いま)」。チャラ男は、なぜ、――あまねく存在するのか?――憎らしく、愛おしいのか?
公開日: 2020/01/22
ライトノベル
 
累計45万部突破!『最後の医者』シリーズの著者が贈る<既刊発掘シリーズ>第2弾、新装版で登場!その嘘に気づいた時、あなたはすでに騙されている!読後、読み返さずにはいられなくなる、壊れすぎたホラーミステリ!<あなたはすでに騙されている>大学生のソウスケが心底愛してやまないもの――美しい球体関節人形が、ある日全身分解された姿で発見された。怒りに震えるソウスケだが、それは狂気の連続殺人事件の序章にすぎなかった。次々に見つかる、人形の身体と混ぜられたバラバラの遺体。次に壊されるのは、人形か、人間か? 犯人を追ううちに浮かび上がる、全ての仮説を覆す驚愕の展開にあなたは二度騙される! 狂った愛が止まらない、壊れすぎたホラーミステリ!【新装版】著者について●二宮敦人(ニノミヤ アツト)1985年東京都生まれ。一橋大学経済学部卒業。代表作『最後の医者は桜を見上げて君を想う』等、フィクションとノンフィクションの垣根を越えて活躍。著書に『18禁日記』『最後の秘境 東京藝大: 天才たちのカオスな日常』『世にも美しき数学者たちの日常』等がある。
公開日: 2020/01/20
ライトノベル
 
「トップレストラン50」で10位にランクインした『グランメゾン東京』。そんな中、尾花はフレンチの世界で禁断の食材と言われるあるモノを使って三つ星を獲ると宣言する。果たして、その結果は!?
公開日: 2020/01/19
ライトノベル
 
百夜が10歳にもならぬ幼女のころ、師匠の峻岳坊と出かけた百万遍念仏供養で修行に試された怪異の謎解きとは?百夜が最初に調伏した霊はどんな霊だったか?問われるままに語りだした10歳にもみたぬ幼女の頃の想い出。師匠の峻岳坊高星に伴われ出かけた百万遍念仏供養の折に修行として試された謎解きは、「子供たちの中から今すぐ帰さねばならぬ子を見分けよ」という難題だった。盲目の美少女修法師・百夜が活躍する人気シリーズ第93話。
公開日: 2020/01/17
ライトノベル
 
俺を嵌(は)めた奴は誰だ! 真野建設工業の沢克彦は、婚約者の浮田冴子と両親が住む北海道へ渡る。原野開拓に絡む汚職を追っていたルポライター・片岡治が殺され、沢は逮捕された。片岡未亡人と冴子は何者かによって、この上ない辱めを受ける。最愛の婚約者を辱められ、殺人者の汚名を着せられた男による、許されざる者たちへの処刑が始まる! 噴き上げる怒りの焔、傑作バイオレンス長編。<「逃亡原野」改題作品>
公開日: 2020/01/17
ライトノベル
 
現代社会のゆがみが引き起こした犯罪。罪を問われる被告人は、裁判では孤立無援の存在となる。そこで温情あふれる若き判事補が、婚約者の応援を得て事件を解明していく。――都内のアパートで一人暮らしの女性が、部屋に侵入した男に現金を盗まれ、猥褻行為を強要された。現代版「金さん」こと遠山欣一の温情あふれるお裁き。強制わいせつ、家庭内暴力殺人、子供置き去り、幼児誘拐……現代社会のゆがみを糾し、英知と温情で裁く、連作裁判小説集。
公開日: 2020/01/17
ライトノベル
 
無念の涙はオレが拭う。復讐のエロス&暴力! 惨殺された家族のため警視庁覆面特殊部隊員となった男がいま決起する……。警視庁覆面特殊部隊員・関敏彦。両親と姉弟をドス黒い陰謀の果てに惨殺された過去を持つ彼は、父親の手記に残された犯罪者たちへの怨念を胸の奥に刻印し、復讐に必要な力を身につけるために警察官の道を選んだ。11年の時を経て、いま、エロスとバイオレンスの吹きすさぶ処刑が始まった! <『血の狩人』改題作品>
公開日: 2020/01/17
ライトノベル
 
裁判における公正とはなにか。裁きの規準とはなにか。政治家をめぐる贈収賄事件、経済犯罪、悦楽的な殺人、外国人の不法滞在など、現代日本のゆがみを象徴する事件を、裁判官の側からリアルに描きながら、裁判の実態、裁判官の生活や心理に肉迫した連作集。犯罪者や法廷を描いて定評のある著者の秀作。
公開日: 2020/01/17
ライトノベル
 
尊皇攘夷の声、漸く高まる花のお江戸。麗しい双子の将軍家息女をめぐり、公卿と幕閣の間に、陰謀が企てられていた――暗躍する刺客団に立ち向うは、滅法強い謎の剣士・笛ふき天狗、そして孤独の影やどす美丈夫・きらら主水(もんど)。運命の糸に操られ、快刀乱麻を断つ大活躍……痛快無比、胸のすくような一大ロマン。
公開日: 2020/01/17
ライトノベル
 
ちょっとドキドキわくわくな展開のハートフル小説。賑やかな町を離れ、国道沿いにある通称「国道食堂」。ドライブインというより、大衆食堂という感じだからか、そう呼ばれている。おまけに、店の中には、リングがある。そう、プロレスで使うヤツ。なぜかというと、店主が元プロレスラーだからだ。この店の食事は、どれも旨くて美味しい。だからか、近隣だけでなく、遠くからも客が来る。その中には、ちょっとワケありな客も……。
公開日: 2020/01/16
ライトノベル
 
13万部超のベストセラーとなった『聞いてビックリ「あの世」の仕組み』から1年。不思議な世界に住む先輩方から、さらに詳しく教えていただいたあの世の真相とは?
公開日: 2020/01/15
ライトノベル
 
予知能力者として活躍中の著者が不思議な世界の方々と交信できるのは、あの世とこの世をつなぐホットラインがあるから。そしてこのホットラインは、著者のような特別な能力がなくても、だれでもつくることができるのです。本書ではそのつくり方からホットラインを通じて届けられるメッセージの読み解き方まで、わかりやすく紹介しています。また、これまで明らかにされていなかった不思議な世界の方々の、驚きの身元も初公開!します。
公開日: 2020/01/15
ライトノベル
 
新聞、本当になくなってもいいですか?躍進著しいIT企業インアクティブによる、東洋新聞買収宣告。マスコミの寵児となった会長の驫木は、世論を味方に、役員会を切り崩しにかかる。‘ウェブファースト‘を掲げ、新聞の価値を根底から揺ぶる彼らが、本当に買おうとしているものは何か? 社会部デスク安芸と部下たちの、記者魂を賭けた死闘が始まる。『傍流の記者』で直木賞候補となった著者だから描けた、メディアの裏側の熱き攻防!情報化社会? 何を言ってやがんだ。本当の情報はクリックすれば出てくるもんじゃないんだ。本城の作品には、「情報」というものの深みを教えられる。本作は「新聞社は生き残れるか」を人間ドラマに広げた秀作だ。 ――佐高 信「朝日新聞」「産経新聞」「日経ビジネスオンライン」「サンデー毎日」「週刊朝日」「アサヒ芸能」「J-novel」ほか新聞25紙で紹介された話題沸騰の話題作!!
公開日: 2020/01/15
ライトノベル
 
2019年本屋大賞2位『ひと』で話題の著者が贈る、死に別れた妻の本当の姿を探す物語。突然、交通事故で妻が死んだ。わずかな繋がりを求め、妻の携帯電話のロックを解こうと「0000」から打ち込みはじめる俊英。しかし、ついに解いて目にしたのは、事故当日に妻と‘8’という男が交わしたメールだった。<19時前に着けると思います。待っててね、エミリン><エミリンは待ってます。お茶でも飲んで待ってます>‘8’とは誰か? 妻とはどういう関係だったのだろうか。妻の姉や友人に会い、彼女の足跡を辿るうち、怒りや哀しみとは別の感情が頭をもたげ――。残された夫は再起できるのか。感動が胸を満たす物語。313ページのたったひと言に、あなたはきっと涙する。
公開日: 2020/01/15
ライトノベル
 
二度あることは三度ある!? 閉店の危機を二度切り抜けた堀内(ほりのうち)百貨店、三度目のピンチは催事場の業績悪化。さらに、仕事の適性に悩む社員や、神輿の指導が厳しすぎるがんこ親爺のことまで相談され、事業部長・高橋伝治(でんじ)の悩みは深まるばかり。そんな中、「蕎麦と酒」に着目した新企画にひとすじの光明が――?大人気シリーズ『居酒屋ぼったくり』の著者が贈る、お仕事小説!
公開日: 2020/01/15
ライトノベル
 
こんな作品は橋本治以外の誰にも書けない。内田樹氏、欣喜!人生百年時代に捧ぐ、橋本流・老後賛歌。一体今日は、いつなんだろう? もうすぐ九十八だ。多分。ゆとり世代(もう五十だけど)の編集者に「戦後百一年」なんて原稿頼まれたり、ボランティアのバーさんが紅白饅頭持ってきたり。東京大震災を生き延びた独居老人の「私」が、老境の神髄を愉快にボヤく人生賛歌の物語。ああ、年をとるのはめんどくさい!
公開日: 2020/01/15
ライトノベル
 
大人気の「赤毛のアン・シリーズ」第7弾! アンとギルバート、その6人の子どもたちが住んでいるグレン・セントメアリ村に、新しい牧師の一家がやってきました。読書が大好きなメレディス牧師は、妻をなくしたばかりで夢想がちな人でした。そして、その四人の子どもたちは、ちょっぴり奇抜なところがあって……。 さあ、小さな村に今度はどんな事件がおこるでしょうか。大人気「赤毛のアン・シリーズ」第7弾! アンとギルバート、その6人の子どもたちが住んでいるグレン・セントメアリ村に、新しい牧師の一家がやってきました。読書が大好きなメレディス牧師は、妻をなくしたばかり、夢想がち。そして、その四人の子どもたちは、ちょっぴり奇抜なところが……。 さあ、小さな村に今度はどんな事件がおこるでしょうか。<世界の名作 小学上級から 総ルビ>
公開日: 2020/01/15
ライトノベル
 
【集中掲載】★米澤穂信「花影手柄 中篇」兜首が凶相に変じたのはなぜか?堅城・有岡城が舞台の本格ミステリ第二弾!【新連載】★太田愛「彼らは世界にはなればなれに立っている」この静かな町で、半年の間に五人の人間が消えた。最注目の俊英が描く、「壊れてしまった世界」。 ★綾崎隼「盤上に君はもういない」史上初の女性プロ棋士になるのはどちらか?棋士を目指す者たちの静かで熱い青春譜!!【連載小説】赤川次郎/王谷晶/櫛木理宇/河野裕/小林泰三/月村了衛/中山七里/藤井太洋/藤野恵美/増田俊也/三羽省吾/宮木あや子/夢枕 獏/渡辺優【エッセイ】今野敏/酒井順子【コミック】井上純一/オカヤイヅミ
公開日: 2020/01/10
ライトノベル
 
妻か、妻の友人か。よりよい人生をつかみ取るため、過去へ跳び、人生を選べ。何度も。鬼才が描く永遠なる10年――平凡な暮らしとはいえ、幸せな家庭を築いた男。しかし、妻子とのやり取りに行き詰まりを感じて出奔してしまう。たどり着いたドヤ街で小さな白い錠剤を見つけた男は、遺書を書き、それを飲む。ネタになるならよし。よしんば死んでも構わないと考えて。目覚めるとそこは10年前、結婚前の世界だった。人生を選べる幸せを、男は噛み締めていたのだが……。芥川賞、島清恋愛文学賞作家が描く大人の偏愛。(自作解説収録)
公開日: 2020/01/10
ライトノベル
 
ハワイのホテルのベッドで、女が男の耳にささやいた――「大きな仕事をして、おいしい暮らしをしようよ」。女は高級クラブの美人ホステス、男は未収金の取立屋。そして、女が店の金を持ち逃げし、男が女を追いかけるふりをする、という計画を実行した。ほとぼりがさめた後、女を訪ねた男を待っていた、意外なとんでもない罠……。男と女のだまし合いを描いたハード・バイオレンス・ロマン。
公開日: 2020/01/10
ライトノベル
 
なぜ、詩人・犀星が、小説を書くようになっていったのか? なぜ、小説家となった後も、生涯にわたり、詩を書き続けたか? 同じく詩人として出発し、小説へと舞台を移した後、詩を書かなくなった「犀星ファン」の著者は、犀星の詩を丹念に読みながら、稀有な詩人・小説家の生涯と内奥、そして「詩」と「小説」の深淵に迫っていく。類い稀な個性と個性の邂逅が生んだ、傑作評伝。
公開日: 2020/01/10
ライトノベル
 
敗戦直後の焼け跡・東京で、ウニ三という正体不明の男が、どぶにはまって変死。その位牌は、まるで死のバトンの如く引き受けた男たちに、つぎつぎと無造作な死を招き寄せる。絶対的価値が崩壊した後、庶民はいかに生き、いかに死んでいったのか? 独白体、落語体、書簡体など、章ごとに文体を変え、虚無と希望の交錯する時代を活写。『軍旗はためく下に』の戦争テーマを深化した、純度高い傑作。焼け跡闇市に生き、死んだ、無名の人たちへの哀歌! 吉川英治文学賞受賞作品。
公開日: 2020/01/10
ライトノベル
 
銀座の老舗「森むら」を舞台に、少女が一人前の女になるまでを、旧家の誇りに生きる人々を絡めて描く「築地川」。師である日本画家・滝川清澄への思慕を絶つため、葛飾に嫁していった女弟子の懊悩を、水郷の景物を背景に美しく描く「葛飾の女」。胸奥に火を抱く、繊細で華奢な女たちの、ひたむきな生をうたいあげた、下町の感性を受け継ぐ女三代記の名作2編。
公開日: 2020/01/10
ライトノベル
 
戦後、一世を風靡した大流行作家・石坂洋次郎。小説『青い山脈』は映画化され、1949(昭和24)年に封切られると同時に大ヒットし、その主題歌とともにほとんど戦後民主主義の代名詞と見なされるにいたりました。以後、石坂原作の映画が封切られない年は、1960年代後半までありませんでした。それほどの流行作家だったのです。しかし、70年代に入るやいなや、その流行はあっという間に衰えてしまいました。かつて『青い山脈』を明朗健全であるがゆえに評価し、暗くなりがちな戦後に爽やかな風を送ったとして称賛した読者が、こんどはその明朗健全さに飽きてしまったのでしょうか? いずれにせよ、石坂は「忘れられた作家」のひとりとなりました。しかし、石坂には、明朗健全以上に重要な特徴があると編者の三浦雅士さんは言います。それは「女を主体として描く」という特徴です。主人公と言わずに主体と言うのは、女は主人公であるのみならず、必ず、主体的に男を選び主体的に行動する存在として描かれているからです。女は見られ選ばれる客体である以上に、自ら進んで男を選び、男に結婚を促し、自分自身の事業を展開する主体なのです。明朗健全な爽やかさはこの主体的な女性が結果的に醸し出すのであって、逆ではありません。この特徴に誰も気づかずにいたのは驚くべきこと、「明朗健全なるがゆえに売れっ子となり、またそれゆえに忘れられた作家」などというのがいかに浅薄な見方であったか、いまや思い知るべき時が来たと三浦さんは説きます。かくして選び出された「女性の主体的な生き方の最終的な姿を示してほとんど常識を覆す域に達している」短編9編。いまこそふたたび石坂作品の魅力を多くの読者に知ってほしいとの思いから選ばれた傑作です。
公開日: 2020/01/10
ライトノベル
 
大正末期、貧しい農家に生まれた少女・絵子は、農作業の合間に本を読むのが生きがいだったが、女学校に進むことは到底叶わず、家を追い出されて女工として働いていた。ある日、市内に初めて開業した百貨店「えびす屋」に足を踏み入れ、ひょんなことから支配人と出会う。えびす屋では付属の劇場のため「少女歌劇団」の団員を募集していて、絵子は「お話係」として雇ってもらうことになった。ひときわ輝くキヨという娘役と仲良くなるが、実は、彼女は男の子であることを隠していて――。福井市にかつて実在した百貨店の「少女歌劇部」に着想を得て、一途に生きる少女の成長と、戦争に傾く時代を描く長編小説。
公開日: 2020/01/10
ライトノベル
 
喪われた時を取り戻そうとする二人の男たち。太平洋戦争を示唆したと思われる「戦慄すべき時期」「精神の衝撃」のために、青年期の記憶をほとんど失ってしまった主人公の〈私〉。そして、定年間際の銀行マンで、流されゆく人生に疑問を抱いてしまった〈私〉の学生時代の友人〈K〉。50代になったふたりが、30数年前に輝くようなひと夏を過ごした高原の避暑地を再び訪れ、青春時代の記憶を辿って歩く。短くとも濃密な旅を終えたふたりに宿った思いとは――。『夏』『秋』『冬』と続く4部作の第1作目にして著者の代表作。作家・加賀乙彦氏の解説を再録。
公開日: 2020/01/09
ライトノベル
 
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