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【日本文学】タグのライトノベル・小説

物語を生きること、現実を死ぬこと衝撃の小説、と言っていいと思う。ここには14歳の少女4人が登場するが、彼女たちの固い結束は、ズバリ、自殺願望によって形成されている。陳腐な、つまらない死ではなく、いかに美しく、そして早死にすることができるか、そのことが彼女たちの最大の関心事だ。世間は、大人たちは、そしてもしかすると読者もどこか無邪気ですらあるそうした願望が現実によって裏切られることを想像するのではないだろうか。それに対し、この小説が与えた結末は?さわやか、ですらあるその涼しい恐ろしさを見よ。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2017/05/31
ライトノベル
 
共感から共闘へ、彼女たちは閾を越える多くの部分が女性二人の会話で成立した短篇。ストーリーを主に引っぱっていくのは写真家の女性で彼女は自身を被写体として、写真を撮り続けている。撮る人であり、同時に撮られる人でもある彼女の装いは水着とハイヒール。日常や海岸、プールなどではなくホテルの部屋のような抽象空間であえてその格好で写すところに彼女の野心と、視姦されたい願望がある。ある時、彼女の前に、ある企みを打ち明けた男性が現れた。その男性に驚かされたこと、彼の志向をへし折るために、女性二人は共感からさらに共闘体制に入る。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2017/05/31
ライトノベル
 
20年後の因縁のスコアお盆の季節。都会に出た多くの人々が帰省し、旧交を温めるタイミングでもある。集まったのが、かつて甲子園にも出場したことのある野球小僧の男たち、ともなれば、大いに盛り上がるのは必至だ。しかし、なにしろかの栄冠は20年前だ。輝ける17歳は、今や中年の入口の37歳となった。そしてなんと、このお盆の時期に、かつて彼らにあこがれていたという女子チームと対戦することになった。さて、その結果やいかに?そして今、「花」はいったい、どのあたりにあるのか?【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2017/05/31
ライトノベル
 
ついていかなくてもよくなった二人スーパーマーケットの中で、バッタリ友人に会う。ごく日常的な出来事だが、ここでは同じ35歳の男が二人で、しかも偶然の一致があった。妻から追い出され、今はひとり暮らし、という共通点だ。二人はスーパーを出て、コーヒーを飲みながら語り合う。それぞれの別れの原因になったのは時間と色彩。その決定的な不一致である。抽象的なようでどこまでも具体的な不一致は、歩み寄る努力の余地のないものだった。ごく近い過去として語る男二人の会話には哀感と解放感が、ほぼ同量で漂っている。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2017/05/31
ライトノベル
 
天にも昇る気持ち恋人同士ではない。しかし互いに好意は持っている。会うのは頻繁ではない。半年ぶりくらいか。そのような微妙な間柄の男女が、百貨店の前で待ち合わせる。デートのスタートは、ティラミスとエスプレッソ。「ティラミスとはどういう意味か?」という男性の問いに女性は即答するものの、微妙に、いや実は大きく誤っており、そのことについての男性の解説と二人の会話がこの小説の方向を決定している。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2017/05/31
ライトノベル
 
2台のあいだを行き来しながら、彼女は脱出について語る後ろには、母親と離婚した父親と、その新しい結婚相手。前には、母親と、その年老いた父親。2台並んで走るクルマのあいだを行き来するのは、日本の大学に愛想を尽かし、外国に行こうとしている娘だ。最初に後ろのクルマ、途中で止まって前のクルマ、そしてまた後ろのクルマ。2台でまったく違う空気を感じながら、彼女が考えているのは「脱出」のことだ。自分が今の世界から脱出するためには、愛する母親よりも、まるでなじめないが、海外在住の父とそのパートナーの助けこそが必要なことを彼女は冷静にかみしめている。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2017/05/31
ライトノベル
 
時間というものはない。私はどこにもいない14歳から15歳へ。この小説は、移り行く季節の中での、二人の少女による切実な時間論だ。過去から現在へ伸びてくる時間に対し、彼女たちは時間が逆行すること、つまりどんどん過去へ遡り、若くなり、幼くなり、ついには「私」が消滅することを夢想する。そしてそこに、かつての旧友の、その悲しい母親の「死」をめぐる奇妙で美しい行為が関わってくる。時間を、死を考えることは、この不条理な生について考えることと同義である。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2017/05/31
ライトノベル
 
歩き方がきれいな女性の、すぐ膝の下にはブルースがある二人の女性がレストランで落ち合い、そこで交わされる会話を中心に進んでいく短篇。季節は梅雨。二人とも離婚経験者であり、思い出話の中には甘い話や奇妙な話、人の死もまた現れる。その中には思いがけず、鋭くジェンダーの話も混じったりしている。人は様々な過去を経験して大人に、そして中年になっていく。それらの過去が人間を作るとしても少なくとも彼女たちのうちの一人は、昔と変わらない大股でのきれいな歩き方をしっかり維持している。昔と違って、実は膝下までブルースにつかっているとしても、だ。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2017/05/31
ライトノベル
 
美術館が最適恋人同士、とはどうもいえないようだが、親密な二人だ。親密であいまいな二人。彼女が引っ越した新しい部屋、そこからほど近くに美術館があり、そこがまるで部屋から見て離れのような位置にあり、あたかも自分だけの美術館のような……という位置の構造がこの短篇小説の構造と二人の距離の精妙さに響き合っている。いうまでもなく美術館は公共空間だが、なにしろ「離れ」でもあるのだから、「悪くない」「なにが?」「こういうの」という言葉へと至るそんな行為にも似つかわしい場所なのだ。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2017/05/31
ライトノベル
 
「自分自身が、自分自身を見ている」カメラというものは、機械だから、何の感情も偏見もなく、目の前の対象をありのままに映し出す。そうした性能に対する信頼から、男と女は自分たちの性の時間を、3台のヴィデオ・カメラに収めていく。自分はあんなことをしているのか、あれが本当の自分なのかと録画されたものを見ているのもまた同じ自分なのだ。本当の自分とは何か? 「本当」なんて本当にあるのだろうか。それは、わからない。しかし、カメラが確かに捉えた事実は、まぎれもなく、そこにある。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2017/05/31
ライトノベル
 
小説はどこにある? 人生の中に? 小説の中に?片岡義男の小説には、しばしば作家を職業とする人物が登場する。そして小説の中で、その作家が書いた小説が披露される、ということがしばしば起こる。いわば小説内小説だが、これはそれを徹底した作品である。なにしろ地のストーリーよりも、小説内小説のスペースのほうが多いくらいだから。「まるで小説だ」と口にされる時、それは人生のことをそう呼んでいるわけだが、しかしそれを読んでいる読者が今まさに読んでいるものは人生ではなく小説である。と、いうような混乱を、この小説は爽快に駆け抜けてみせる。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2017/05/31
ライトノベル
 
「ここにあるこの詩集のようなもの」詩集、と呼んで差し支えないだろう。タイトルがあり、ページの一番下まではいかないセンテンスが行分けにして何行か続いていく。そういうカタマリが、60個ある。そこにあるのは風、雪、海、月、雨、プール、稲妻、落葉、小鳥……、季節の移ろいを感じさせる言葉の中に何度も「香り」が出てくる。そして「別れ」も。興味深いのは、「あとがき」で、作家が「詩」というもの、そして「言葉」というものをどのように考えているか、その片鱗に触れることができることだ。そしてこの本のタイトル「yours」の由来も。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2017/05/31
ライトノベル
 
勇気を出して、いつものようにある時は、彼の部屋で。またある時は、台風が来襲しているまさにその時、駐車場に停めたステーション・ワゴンの中で。そしてまたまたある時には、満月の下の草地で。女と男は愛の行為に及ぶ。恥ずかしい気持ちもあり、えっ? 今ここで? という気持ちも当然ある。勢いに任せて奔放なままに、なんて所作は描かれない。二人が行為の前に目にするのは他でもない、裸体よりも先にまず下着だ。それをどうするかだ。下着を脱ぐことさえできれば、そう、あとはいつもの二人の作業だ。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2017/05/31
ライトノベル
 
自分を中心にして組み換えるエッチ、という言葉がこの短篇では使われる。エッチな投稿写真を中心に構成されるエッチな雑誌があり、一人で編集をこなしている女性が主人公だ。彼女を雇う社主もまた女性。社主が相当数の「エッチ」雑誌を発行しているのは利益が上がるためであり編集者の彼女がこのような仕事をするのは「ちょっと人には言えないような仕事」をしてみたかったからだ。そして女性編集者の書くエッセイこそその「思想」を体現するものであり、すなわち男のすべての夢が終わったあとにその空虚を引き受けるのが若い女性の肉体なのだ。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2017/05/31
ライトノベル
 
やっと楽園、とは少し別のもの2組の男女のカップルが、映画館で映画を観ていた。4人は友人でもあり、偶然、同じ映画を見ていたことを喜びながら、その後の行動を共にする。コーヒーを飲んで映画について理屈っぽく語り合いプールに泳ぎに行ったり、空腹になれば焼きそばを作って食べたり。家にたどり着けば、奔放な行いもあったりする。それは反抗でも刹那主義でも堕落でもなく、やっと手に入れた楽園でもなければ、さりとて日常でもない「何か」だ。ちなみにここで登場する映画は、タイトルで端的に示されているように、そう、あの映画である。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2017/05/31
ライトノベル
 
彼女は不在よりも「がらん」を選ぶ縁あって結婚した二人が離婚する。仕方のないことではあるが、愉快な経験とは言い難い。しかし、争いや消耗が長引くことなく、スパッと切れるだけ良いのだ。問題は、これからの暮らしのこと。男はしばらく仕事で海外に出てしまうという。まだ時間の猶予はあるが、夫の不在のあの部屋で離婚して最初の日曜日を迎えるのは御免だ。そう考えた彼女が思い立ってすぐに行動に移したことは……。淋しくも凛とした、桜の季節にふさわしい短篇である。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2017/05/31
ライトノベル
 
堺町通松原下ル鍛冶屋町。家々の並びにぽっかり口をあけた露地の奥、「鉄輪の井戸」の脇に、その店はひっそりと佇んでいた。百年は経とうかという町家カフェの女主人キリとの出会いが、私を古都にうごめく様々な怪異へと誘ってゆく。切るに切れない「縁」をテーマに、京都エッセイの第一人者が綴る、美しくも怖い「京都小説」。裏京都案内とも言える著者解題を収録。
公開日: 2017/05/26
ライトノベル
 
行きつけのBARで勧められた奇妙なお酒。アルコール度数マイナス14%……? 不思議なお酒の秘密とは?――「マイナ酒」 表の世界から隠された秘密の運河を自由に移動できるゴンドラに乗りこむと――「裏口のゴンドラ」 1話5分で非日常の世界に酔いしれる! お洒落なBAR、ゴールドコースト、甲子園……巧みな舞台設定と絶妙なテンポが癖になる、新世代ショートショートの旗手による極上の21編!
公開日: 2017/05/26
ライトノベル
 
和田秀樹さん(精神科医)、書店員さん大絶賛。-------------------------------------------------------自己責任社会の不条理と希望を描いた、まさに今読みたい一冊!-------------------------------------------------------
公開日: 2017/05/26
ライトノベル
 
オレと公平は、小学校時代から無敵の存在だった。中学に進学してからもその「絶対的な力」を誇示したまま、二人でおもしろおかしくやっていけるはずだったんだ。それなのに――。あの空の向こうに、オレたちは何を見たのだろう。’肉食系’中学男子のリアルな青春!
公開日: 2017/05/26
ライトノベル
 
売り上げ不振の自責の念から出版社役員を辞した森川崇徳、63歳。縁あって文芸講座の講師をつとめ、悠々自適のはずの退職後の人生、そうは問屋がおろさなかった。ある女性生徒に振り回され、家庭内では、母親の介護に加え、思いのままに生きていく娘たちに翻弄される。崇徳が行く先の未来は何色か。
公開日: 2017/05/26
ライトノベル
 
兜市の秘書課に勤務する比南子は困っていた。「会いに行ける市長」宍戸は、時間が空いていればどんな来客でも応対する。財政難で議会の大荒れが予想される中、市民は市長に会いにくる。就職活動中の立花稜が駅前で悩んでいると、顔に白粉を塗り、口紅を塗ったピエロに話しかけられ、市民を助ける活動を手伝うことに。兜市が抱える難題に直面する市長とピエロ。ピエロの正体が判明したとき、物語は鮮やかに反転する!
公開日: 2017/05/26
ライトノベル
 
「文芸漫談にようこそおいでくださいました。今回は芥川龍之介『藪の中』を読むという、大変な回となっております。」(奥泉)。芥川賞作家と希代の仕掛人が捨て身でおくる‘漫談スタイル’の超文学実践講座。本電子書籍は、文芸誌「すばる」2011年3月号に掲載された作品の電子版シングルカットです。
公開日: 2017/05/26
ライトノベル
 
「横光が、いや横光さんが(笑)、ここまで現代性を持っているとは、考えていなかった…」(いとう)。今回は「小説の神様」こと横光利一の『蠅』を読む。芥川賞作家と希代の仕掛人が捨て身でおくる‘漫談スタイル’の超文学実践講座。本電子書籍は、文芸誌「すばる」2011年1月号に掲載された作品の電子版シングルカットです。
公開日: 2017/05/26
ライトノベル
 
「俺は選民だと言ってのけるパンクさと、その不安を吐露する弱気の混在。でも、僕なら気恥ずかしくてちょっと無理。」(いとう)。今回は「コンセプトマシンD」こと太宰治の『晩年』を読む。芥川賞作家と希代の仕掛人が捨て身でおくる‘漫談スタイル’の超文学実践講座。本電子書籍は、文芸誌「すばる」2009年9月号に掲載された作品の電子版シングルカットです。
公開日: 2017/05/26
ライトノベル
 
「では、ここで質問。『伊豆の踊子』は恋愛小説なのでしょうか?」(奥泉)今回は、「私」と旅芸人の一座との淡いかかわりを描いた『伊豆の踊子』を読む。芥川賞作家と希代の仕掛人が捨て身でおくる‘漫談スタイル’の超文学実践講座。本電子書籍は、文芸誌「すばる」2010年11月号に掲載された作品の電子版シングルカットです。
公開日: 2017/05/26
ライトノベル
 
「どうですか! この美しさ! もう惚れました。」(奥泉)。「僕も惚れました(笑)。」(いとう)。今回は、評者二人をして熱く語らせ、興奮させた谷崎潤一郎『春琴抄』を読む。芥川賞作家と希代の仕掛人が捨て身でおくる‘漫談スタイル’の超文学実践講座。本電子書籍は、文芸誌「すばる」2011年7月号に掲載された作品の電子版シングルカットです。
公開日: 2017/05/26
ライトノベル
 
一年ぶりの再会も束の間、弥須子はその翌日に入院、十日後広部の目の前で息をひきとった。形見の櫛を握りしめ、恋人の亡骸と共寝して一夜を明かした彼は、深い喪失感からいつしか大学を中退して会社勤めを始めるが、年上の女柾子と出逢ってようやく生の現実感を取りもどすかに見えた……。行方の知れない現代の青春の深みから、新たな神話的ロマンの世界を開示する本格長編小説。
公開日: 2017/05/26
ライトノベル
 
七分の真面目、三分の気まま―。僕はこうして生きてきた。作家渡世四十年、文学の達人が語る人生処方箋。
公開日: 2017/05/26
ライトノベル
 
父と子。男と女。人は日々の営みのなかで、あるとき辻に差しかかる。静かに狂っていく父親の背を見て。諍いの仲裁に入って死した夫が。やがて産まれてくる子も、また――。日常に漂う性と業の果て、破綻へと至る際で、小説は神話を変奏する。生と死、自我と時空、あらゆる境を飛び越えて、古井文学がたどり着いた、ひとつの極点。濃密にして甘美な十二の連作短篇。 ※当電子版では対談「詩を読む、時を眺める」は収録していません。
公開日: 2017/05/26
ライトノベル
 
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