COMIC
GAME
G動画
G写真
ラノベ
通販
いいね
Rank

【日本文学】タグのライトノベル・小説

明日はわが身かもしれない。妻を亡くした78歳の独居老人と介護する40代の息子夫婦。老い衰えることのはかりしれなさ、そして戸惑いながらの介護をくぐりぬけて辿り着ける境地とは? きれいごとではいられない、当人にも家族にも切実で迫力ある新たな「認知症小説」!
公開日: 2017/04/21
ライトノベル
 
とくに不満があるわけじゃないのに、なにかが足りない。そんなとき、いつもと違うことをやってみたらどうでしょう。たとえばネット。ネット社会だと言われていても、案外、遠巻きに見ているだけの人も多いみたい。もちろんそれでもいいのだけれど、ちょっと踏み出してみたらどうでしょう。きっかけはどこにでもあるから、見つけたら、ちょっとやってみたらどうでしょう。もしかしたら面白くて、それが足りない「なにか」だったりするかもしれません。
公開日: 2017/04/21
ライトノベル
 
サーファーの集う砂浜を離れ、キムはハコと名乗る少女を車の助手席に乗せて、海辺の一軒家に来た。キッチンの冷蔵庫から取り出した1本のウォッカには、ある想いが込められていた(表題作)。彼はある歌をきっかけに、傷心を抱いた男女が集う酒場のことを知った。東京から1キロ以上離れた地にあるというその酒場を、彼は訪ね歩くのだが……(「二杯目のジンフィズ」)。それぞれの酒、それぞれの時間、そしてそれぞれの人生。街で、旅先で聞こえてくる大人の囁きをリリカルに綴ったとっておきの掌編小説集。
公開日: 2017/04/21
ライトノベル
 
日曜日の深夜0時近く。人もまばらな六本木で私を呼び止めた女がいた――知り合ったときには、彼女はまだ名門女子大の学生だった。彼女が結婚を考え始めた2年前、物書きとして何とか生活できるくらいにはなっていたが、見栄が邪魔をして踏み込めず、彼女は他の男と結婚した。そして行きつけの店で酒を飲むうちに、どこかに置いてきた時間が苦く解きほぐされていく……(「日曜の晩に」)。六本木の夜から生まれる全6話の出会いや別れ。大人の恋愛小説集。
公開日: 2017/04/21
ライトノベル
 
ないものねだりの又八、座右の銘マニアのジン、天ぷら屋の心優しい跡取りジャンボ。幼馴染の三人は高校卒業後、別々の道を進む。――俺らこのまま終わっちゃっていいのかよ!? 失敗し続けた‘高校デビュー’のラストチャンス、少年たちはオンボロ車に乗って‘奇跡’探しの旅に出る! 卒業前の三十九時間、新宿から瀬戸内海の小島まで青春の衝動で突っ走るロードノベル。
公開日: 2017/04/21
ライトノベル
 
カルテットを結成した真紀、すずめ、家森、別府。軽井沢でひと冬の共同生活をおくる彼らは、それぞれの過去と向き合い、恋心を隠しながらも関係を深めていく。隠されていた「最後の嘘」が暴かれたとき、運命は4人をどこへ連れていくのか?人気ドラマのシナリオブック、ついに完結!
公開日: 2017/04/21
ライトノベル
 
夢叶わなかった30代の男女4人が、ある日偶然出会い、カルテットを組んだ。だがその偶然には大きな秘密が……。冬の軽井沢を舞台に、恋と秘密と嘘が織りなす話題のドラマのシナリオ本。※本電子書籍は、「カルテット1・2」の合本版です。
公開日: 2017/04/21
ライトノベル
 
「フィル・トムスをご存知ですね」収監された過去を持つ孤高の作家・榊の前に現れたのは、囚人仲間フィルの娘、里奈だった。親と子ほど年の離れた二人は強く惹かれ合い、フィルが残した謎を探るべく、共に沖縄へと向かう。そこで待ち受けていたのは、葬られた戦後沖縄の真実と、当時を生きた若者たちの哀しき物語だった。全身全霊を捧げた愛。壮絶な運命。白川ロマン、ここに極まる。
公開日: 2017/04/21
ライトノベル
 
母性に倦んだ母親のもとで育った少女・恵奈は、「カゾクヨナニー」という密やかな行為で、抑えきれない「家族欲」を解消していた。高校に入り、家を逃れて恋人と同棲を始めたが、お互いを家族欲の対象に貶め合う生活は恵奈にはおぞましい。人が帰る所は本当に家族なのだろうか? 「おかえり」の懐かしい声のするドアを求め、人間の想像力の向こう側まで疾走する自分探しの物語。
公開日: 2017/04/21
ライトノベル
 
「会社を辞めて、これからどうするつもりなんですか?」リストラ面接官として村上真介が今回対峙するのは――鼻っ柱の強い美容部員、台湾に身売りした家電メーカーのエース研究員、ペースを狂わせる不思議ちゃん書店員。そして最後にクビを切られるのは、なんと真介自身!? 変わりゆく時代を見据え、働くこと=生きることの意義を探す人々を応援する人気シリーズ、旅立ちの全四話。
公開日: 2017/04/21
ライトノベル
 
ちょっと食いしん坊の沙羅魅と理系で賢い公太郎。ふたりの会話はやぶらこうじの袋小路。予測不可能で奇想天外で不謹慎で意味不明な未曾有のバカップルトークがここにBorn to be free!くだらない小ネタ!張り巡らされた伏線!?手に汗握る展開?そして、予想外の結末!あなたは笑うどこかできっと!笑わないで読み切る確率は0.1%未満!私たちは保証するあなたは満足するということを!そう。これはもう間違いない! ジャスティスッ!
公開日: 2017/04/21
ライトノベル
 
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。第16巻 1985年1月号から1990年冬号まで、執筆者索引雑誌『新日本文学』の半世紀近い歴史を集大成した復刻版の刊行は長い間待望されていた。いまここにお届けするのは500冊全8万ページ、1億文字以上の膨大な内容を、全16巻(約2万ページ)にまとめた復刻縮刷版である。
公開日: 2017/04/21
ライトノベル
 
愛はどうにでもなれ、では、百合は?1人の男性の写真家がいる。仕事は比較的順調で、依頼には事欠かないようだ。写真家3人で事務所を構え、うち1人は愛子、という名の女性。そして男性には、1人、ずっと気になっている女性がいる。女性が日本各地を転々と引っ越すたびに、彼は会いに行く。その関係は終わらない。しかし普段はほとんど会わない。こんな関係はいったい何か。「愛はどうにでもなれ」の「愛」は「愛子」に関係があるとも受け取れる。ではもう1人の女性「百合子」は、どうだろうか?【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2017/04/20
ライトノベル
 
彼女の2枚の写真について1人の女性がいる。親しい男性の写真家に、自分を写したスナップ写真を撮ってほしい、と依頼する。快諾した彼との待ち合わせの場所は京都。そこが撮影場所だ。プロフェッショナルによる自分のポートレートを手に入れた彼女には実はもう1つ、小さなたくらみがあった。もう1枚の写真を手に入れ、撮ってもらったばかりの写真と一緒に2枚並べて写真立てに収めてみること。そのもう1枚の写真とは、どんな写真か?そしてその2枚から、何が見えるのか?【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2017/04/20
ライトノベル
 
2人であることは、4人である、ということ月。ピクニック。焚き火。膝。蜜柑。涙。風鈴。紅茶。霧。窓。この中篇小説は2部構成になっていて、第1部はもっぱら2人が過ごした様々なシーンのスケッチにあてられている。1つひとつはとても短い章(シーン)がミルフィーユのように層をなして結婚前の2人を表現している。そして第2部は2人の現在だ。そこには、過去の思い出の反芻とともに2人であることとは何か、結婚とはどういうことか? という問いが日々更新され、結果としての結婚ではなく、常に生成されていくものとしての結婚が描かれている。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2017/04/20
ライトノベル
 
誰にも冒しがたい、彼女たちの肖像女も男も、片岡義男の小説の登場人物には他の作家に例を見ない魅力が備わっているけれども、「では、男女のどちらがより魅力的か?」という酔狂かつ、いささか不毛な問いを立てるとすればやはりどうしたって「女性」と答えることに躊躇はない。誕生日が同じ週に集中している同年齢のそれぞれに魅力的な女性たち。口説かれることを楽しむ女性たち。過去と向き合い、それが現在の自分に及ぼした影響を冷静に分析する女性。ミステリーのヒントを探し求める女性。それぞれの女性のあざやかな輪郭が浮かび上がる短篇集。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2017/04/20
ライトノベル
 
真夜中の紅茶の、憐れな運命いったい何事だろう、この短篇小説は。クーペが2台。白と黒。真夜中の道路を疾走する。どうやらそこには、怒りの感情が渦巻いているようだ。怒りにまかせて前を行くクーペを追い立てているのはどうやら若い女らしい。言葉はいっさいなし。もしかすると、スピルバーグの処女作『激突』に、ちょっと似ているかもしれない。言葉の変わりに、スーパー・マーケットで買い求められたモノたちが奔流のように酷使される。優雅な紅茶も、そんな災難の渦中から免れることはできない。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2017/04/20
ライトノベル
 
やがてそのくやしさからも解放されるはずシンプル極まりないが、同時に陰影に富んだ短篇である。片岡義男という作家には、人間の身体(いや、小説の登場人物というべきか)に対する厚い信頼がある。その主人公たちの多くは好ましい身体の所有者だ。そしてこの小説は、1人の女性が強い意志を持って身体改造に挑む物語。それは親しい男性から発せられた一言に端を発し、それを見返すために始まったものだったが、トレーニングはやがて彼女の心までも別のものに変えてしまうのだ。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2017/04/20
ライトノベル
 
彼にとって1人である2人の女性甘く優しい短篇小説、というタイトルを持つこの短篇小説がその通りに「甘く優しい」かどうかは個々の読者によってむろん違うとはいえ、小説の前半と後半で様相が相当に変わる、ということについては書いておかなければならない。1つのアイデアと、現実に目の前にいる女性2人はどのように関係があり、あるいはどこが無関係なのか。あまりに直截すぎて呆気に取られるような転調ぶりを愉しみたい一篇である。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2017/04/20
ライトノベル
 
オデンを経由して、やがてみんな写真に収まる作者と同じ、「ヨシオ」という音のつらなりを持つ17歳がいる。カタカナのヨシオだ。ヨシオは高校の卒業に際し、大学には行かないことを選択する。両親は離婚し、母親が女手一つでヨシオを育てた。その母親が経営するのがオデン屋だ。ここに、様々な来歴や関係を持ったそれぞれ魅力的な人物たちが訪れる。中には国境を超えて来る人物までいる。それぞれの困難を抱えながら、全員が「生きかたを楽し」んでいる。片岡義男によってヨシオ同様、「オデン」とカタカナ表記される場所を媒介としてそれらの魅力が交錯する。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2017/04/20
ライトノベル
 
2台の自動車が作る狂おしい三角形について海岸沿いの夜の国道をひた走る2台の自動車がある。前を行くのはシトロエンである、女性が1人で運転している。それを追うように後ろを行くのはメルセデスでこちらは男性が1人、女性が1人。2台の自動車に3人。女性が2人で男性が1人。3人の関係はあまりに微妙な苦しいバランスのうちに保持されているが誰もが自分の感情から自由になることはできない。誰1人、充足していないがゆえに保たれている怖ろしい関係がここにある。作家は作中でこれを「環状に循環」と書いている。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2017/04/20
ライトノベル
 
ファインダーの中の彼女記憶に刻み込まれる女性がいる。その女性と再び会えば、それは再会、ということになる。この小説においては2人の女性と20歳前の男、その友人のもう1人の男が再会を演じる。舞台は鹿児島から北海道まで。そして海岸が重要な場所になり、写真が小さくない役割を果たす。再会と海岸と写真の相互作用とはいかなるものか。「あとがき」で作者がこの小説の主題を明らかにしているがどうかそこは先に読まずにお願いしたい。そしてタイトルの「魚座の最後の日」とは実は作家・片岡義男の誕生日でもある。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2017/04/20
ライトノベル
 
説明しすぎることは「説明的」であることをはるかに凌駕するこの長篇小説には、著者によるまえがきがある。そのまえがきを読むことによってたちどころに読んでみたくなったとしたら、おそらくそれは幸福な時間をもたらしてくれるに違いない。2017年の現在からはあまりに遠い、しかしある程度の年齢であれば、覚えがないでもない、その振舞い方。言葉の使い方。大学生である、ということの意味は今とはちがうかもしれずしかしこの小説に充満する理屈っぽさには、おそらくある種のいさぎよさが同時に備わっているはずだ。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2017/04/20
ライトノベル
 
すべてが終わること、写真を撮ること17歳。人生で最も輝かしく、また不安定な年齢だ。誕生日を終えたばかりの彼女は、ふと家を出てバスに乗り、海岸にまで足を延ばす。焦燥感のような、鬱屈した気持ちのようなそんな壊れそうな気持ちの中に、突然、凧を持った少年が現れる。凧揚げを手伝う、という他愛もない時間を共に過ごしたことが彼女にとって決定的な時間になる。極端に観念的な理想と、あざやかな目の前の現実がピタリと一致する奇跡の年齢。しかしもはや、それは「永遠に失われた」。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2017/04/20
ライトノベル
 
彼女がキャンディを口に含む時キャンディを口に含んだ瞬間、つい、空を仰いでしまう。ああ、自分もそうだった、とまでは行かなくても子供だった頃を思い返せば、誰にでも納得の行く仕草ではないだろうか。そんな少女は長じてステュワデスになった。男性との付き合いだってある。その男性と自分をつなぎとめるものとして、黄色いバンダナが効果的に使われている。その黄色いバンダナの思い出は少しだけ過去のもので現在の彼女には空のブルーが似つかわしい。しかしそのブルーは黄色よりもっと過去のブルーでもあるのだ。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2017/04/20
ライトノベル
 
あまりにも観念的であることを突き詰めて行くと、それはやがて身体的なものになるのかもしれない理屈っぽい会話。それこそ、ある意味で片岡義男の小説の真骨頂である。「理屈っぽい」と表現すれば悪口だが、妥協を許さず、男女が一つの観念をめぐって会話を持続させていけばそれはある地点から極めて身体的な実験となって現れる。自分たちが望む状態を壊さないためにもう一つの、やはり自分たちが切望する行為を断念する、断念し続ける男女の姿は端から見れば滑稽なものだがその状態を生き切る切なさと強さが、繰り返すが片岡小説の真骨頂である。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2017/04/20
ライトノベル
 
彼女が経験した出来事の残響について「私」でも「あなた」でもなく、「彼」もしくは「彼女」。言うまでもないが、これを「三人称単数」という。この短い小説におけるそれは「彼女」だ。ここには、彼女だけが体験した事柄や、そのくっきりとした輪郭が鮮やかに描かれている。台風に荒れるプールに身を置くとはどういうことか。一転して、そのプールの静けさはどんな体験か。恐怖を覚えるほどの濃密な霧とは、いかなるものか。文章による肖像画がここにある。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2017/04/20
ライトノベル
 
1つのサーフボードが記憶していること、彼女に思い出させること15歳の誕生日に、忽然と現れた赤いサーフボード。波乗りを知っている人にはなじみの、昔のロングボードだ。そこに刻まれた傷は時間そのものであり、記憶そのものだ。今ではもう失われてしまった、海岸に出て行くためのお気に入りの道順までも、そのサーフボードと共にある。そして、父親の禁を破って、夜の海に出た17歳の不思議な体験。それらを今、37歳になった彼女がもう一度、反芻する。自分の生きてきた時間が、海のその地点が、いま、ここにある。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2017/04/20
ライトノベル
 
無心になることができて、自分を作ることができるもの自立した大人の女性は、おいそれと人前で屈託した表情を見せることなく、基本的に陽性である。それは電話に出る時の態度にもハッキリと現れるだろう。初対面の複数の男女を前にして、地球環境をめぐる抽象的な会話等もなんなくこなしてしまう。そんな彼女が1人になると没頭する趣味が腕立て伏せだという。それは無心にさせてくれるし、サボタージュすることなく継続させれば筋肉、というカタチで、頼もしい、新しい自分をもたらしてくれる時間なのだ。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2017/04/20
ライトノベル
 
ワーキングクラス・ヒーロー前史まだ自立前の少年であるならば、生きる環境は、親や家庭で決まってしまう。ここにあるのは、労働者階級の息子として生まれ、学校になじむことができず、既存の音楽にも納得できず、どこかに向かっていきたい衝動と、どうにか手に入れた楽器、あとは自分自身の肉体しかないそんな少年たちのそれぞれの孤独と出会いの劇である。のちに、世界中で最も著名なロックバンドとなる彼らの苦しく、輝かしく、不安なきらめきに満ちた日々が長篇小説となっていま、ここに届けられる。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2017/04/20
ライトノベル
 
<<
<
282
283
284
285
286
287
288
289
290
>
>>
 
16318 件中   8551 8580

©LOQUY 2018-2024 AllRight Reserve.