COMIC
GAME
G動画
G写真
ラノベ
通販
いいね
Rank

【日本文学】タグのライトノベル・小説

『珈琲屋の人々』シリーズが大好評の著者が、様々な家族の情景を切り取った短編集。娘を嫁に出す父親、自身の再婚と息子の問題で揺れる女性、不倫を清算したい会社員、食堂を切り盛りする女将と従業員の微妙な関係など8編を収録。もう一度、家族というものをゆっくりと考えたくなる。
公開日: 2016/05/31
ライトノベル
 
この古ぼけたパン屋を改装したい。そして新たな気持でパンを焼くんだ。そう意気込んで銀行に融資を相談するが、前に借金をした際抵当に入れた店と土地の権利を返してもらってこいと言われる。借金は返しているので、抵当権を消すよう貸主の妻にお願いに行くが断られた。どうにかしたい!……身の回りにおきた法律問題を解決する「司法処士・乱橋衡平」の活躍を描く連作短編集。
公開日: 2016/05/31
ライトノベル
 
真理奈は進路に悩む高校三年生。母方の祖母である清ばあは惚けが進み、父とその両親は家でゴロゴロ。友人との三角関係にまで巻き込まれた真理奈の前に、母方の祖父である晴じいが愛車ハーレーに乗って豪快に現れた。晴じいに連れ出された真理奈の旅の行方は!? 人情ものの名手が涙と笑いに包んで贈る家族小説の傑作!
公開日: 2016/05/31
ライトノベル
 
深沢奈子は仕事をやめて訪れたニューヨークで遠山美波・通称ミンミと出会う。まだ18歳のミンミは父と再婚相手のニュージャージーの家から飛び出してきたと言い、一日ベッドにもぐりこんでいると思ったら、ドラッグで飛んで、公園で倒れたりする。帰国してからもミンミは職も住も定まらず、奈子を頼り、振り回す。ミンミの常識外の行動は何に根差すのか。ラスト、インドでミンミを捜す奈子の、答えを求める孤独な道行き。しみじみと切なく、やがて圧倒的な感動が押し寄せてくる傑作長編。
公開日: 2016/05/31
ライトノベル
 
身体のあらゆる部位を必殺の武器となす琉球の武術「唐手(トゥディー)」。二度目の「警視庁武術試合」で、保科(西郷)四郎の相手は唐手の使い手に決まった。しかし強さの頂点に迫る中で四郎は告白する。「闘うことがこわい」骨が砕け、肉が潰れ、魂が軋む死闘をへて、苦悩の末に下した決断とは――。明治武道界に嘉納治五郎が起こした革命の物語『東天の獅子 天の巻』、感動の最終巻。
公開日: 2016/05/31
ライトノベル
 
パナマ文書の流出により注目を集めるタックスヘイヴン(租税回避地)。このタックスヘイヴンをテーマにした金融小説『マネーロンダリング』『タックスヘイヴン Tax Haven』が、電子書籍限定の合本版で登場!■『マネーロンダリング』香港在住で、もぐりのコンサルタント・工藤をある日、美しい女・麗子が訪ねる。「5億円を日本から海外に送金し、損金として処理してほしい」彼女の要求は、脱税の指南だった。4ヶ月後、麗子は消えた。5億ではなく50億の金とともに。すぐに工藤は東京へ。麗子と50億の金はどこへ?マネーを知り尽くした著者による驚天動地の金融情報小説!■『タックスヘイヴン Tax Haven』東南アジアでもっとも成功した金融マネージャー北川が、シンガポールのホテルで転落死した。自殺か他殺か。同時に名門スイス銀行の山之辺が失踪、1000億円が消えた。金融洗浄(マネーロンダリング)、ODA、原発輸出、仕手株集団、暗躍する政治家とヤクザ……。名門銀行が絶対に知られたくない秘密、そしてすべてを操る男の存在とは?国際金融情報小説の傑作!※本作品は『マネーロンダリング』『タックスヘイヴン Tax Haven』を1冊にまとめたものです。※姉妹作品である『永遠の旅行者』もあわせてお読みください。
公開日: 2016/05/31
ライトノベル
 
今日は15年前に亡くなった横山家の長男の命日。いい歳をして、現在失業中の次男・良多は、久々の帰郷に気が重い。家長としての威厳にこだわり続ける父、得意料理で皆をもてなすも、未だ息子の死を受け入れられない母、自由きままな姉とその一家。老いた両親の家に久し振りに笑い声が響くが、それぞれが家族には言えない小さな後悔を抱いていた。
公開日: 2016/05/31
ライトノベル
 
15年前に文学賞を取ったきりの自称作家の良多。今では「小説の取材」と言い訳をしながら、探偵事務所で働いている。現実を見ようとしない良多に愛想を尽かし、出て行った元妻。父親に似ることを恐れる真面目な11歳の息子。そして、46歳の良多を未だ「大器晩成」と優しく見守る母親。そんな元家族が、ある台風の夜を共に過ごすことになり……。
公開日: 2016/05/31
ライトノベル
 
【シリーズ紹介】かわいらしい犬「三月堂さん」シリーズ、番外編。【内容】「鼻先案内犬」の番外編で、月堂さんのお母さん犬、ハルさんの話。ハルさんの大事なクッションが盗まれた。ただのクッションと侮るなかれ、あれがなければ気持ちよく眠れない!ということで、ハルさんは犯人探しに乗り出した。とはいえ、自分で動くのは面倒くさい。そこでハルさんが思いついたのは…。【著者紹介】IT系コピーライターとして活躍。「フィルムカメラの頃はもちろん、デジタルカメラになった今も暇を見つけてはおもしろいものを撮り歩いています」とは本人の談。不思議な短編を集めた「戯神」シリーズや、懐かしいけどどこか新しいネオ昭和シリーズ「緊張」、毒の争いなども好評。
公開日: 2016/05/30
ライトノベル
 
【シリーズ紹介】かわいらしい犬「三月堂さん」が主人公の探偵物語シリーズ、番外編。この本で活躍するのは、犬ではなく猫。【内容】13歳の少女リーズルは、突然記憶を失った。ところが、猫のハルプモントがリーズルに触った途端、記憶が蘇った。ハルプモントを連れたゲオルグは、リーズルの腕の印を見て「魔女の契約の印」と言う。リーズルの契約を解くために、姉のエルザはリーズルが記憶をなくした場所に向かう。そこで見つけたものとは…。【著者紹介】IT系コピーライターとして活躍。「フィルムカメラの頃はもちろん、デジタルカメラになった今も暇を見つけてはおもしろいものを撮り歩いています」とは本人の談。不思議な短編を集めた「戯神」シリーズや、懐かしいけどどこか新しいネオ昭和シリーズ「緊張」、毒の争いなども好評。
公開日: 2016/05/30
ライトノベル
 
念筒を使って地底の国に行ったガロルフと連絡をとってから、念筒の通信会社からお知らせが届くようになった。ある日、「画像通信が使えるようになりました!今なら無料で3回お試しできます」というお知らせが届いたので、さっそく使ってみることにした林。届いた映像には、海辺を歩くガロルフが映っていた。その後、ケットシーが見た映像には、捕らえられたガロルフの姿が。ケットシーに助けられたガロルフは、林に「スタンガンを持ってきてほしい」と言った。林は、新しい敵「バラニグ」とガロルフの戦いに、またも巻き込まれていく。
公開日: 2016/05/30
ライトノベル
 
波が高まって、やがて凪。いい気分だ舞台はプール。水をたたえた空間だが人工物であり、やや密閉感じもある空間。主役は2人の女性。というより、身体と視線だ。もしかすると互いを捕らえる正確さと貪欲さは異性間のそれをしのぐものかもしれない。言葉は不要。過不足のないしなやかな動きがあればいい。波のようになめらかに高まってやがて凪へ。身体だけではないが身体にあくまで忠実な欲求を解放させて、今、いい気分だ。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2016/05/30
ライトノベル
 
私は鏡、鏡は彼女、彼女は私不可思議な短編小説である。登場人物は3人。女が2人で男が1人。しかし女のうちの1人は、確かにそういう女性が存在すると会話の中で示されるだけで実物はシーンの中に現れない。そしてその現れない彼女と今ここにいるもう1人はとてもよく似ていて、服も共有、部屋も共有、そしてどちらがどちらなのかわからなくなる瞬間がある、というその生活が、女と男の食事中の軽い会話の中で明らかになる。鏡の中のエロス、としてのポルトレ。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2016/05/30
ライトノベル
 
その要約を物語にすると、女は殺されても生きるだろうミステリ小説の好きな女性が、移動の時間を利用して買ったばかりのミステリに読みふける。至福の時間だ。それがおよそどんなストーリーなのか、といった説明がまず地の文をなし、後半では恋人に近い存在の男性にむかってそのミステリの重要な鍵である「失踪」という概念について語る。そこでは会話、という推進力によって、今ここにはない架空の、この小説の中で作られた架空の物語が生き生きと立ち上がる。その時、読者が読んでいるものは果たして何か。フィクションの中にもう一つのフィクションが入れ子状になった一編。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2016/05/30
ライトノベル
 
ある小説の助走のような小説は、そのままひとつの完璧な小説になった作家自身が「あとがき」に書いたようなひとつの明確なイメージ、明確だが小説としては何年も結実しなかったイメージの定着がここにはある。この小説では登場人物の誰もが物語を作ろうとしている。作ろうとしながら、自分自身にも物語を持っているのは女性たちだ。1人の男性作家によって彼女たち自身のティーンエイジャーの頃の生きた時間が呼び出され、語られ、しかしその語りの一部にはフィクションも含まれている、という微妙なあり方。誰もが現実を超えた手の届かない存在に向けて大人になった今の時間を生きる。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2016/05/30
ライトノベル
 
冷めたコーヒー、1人で飲むか、2人で飲むのかこのうえなく愚かでバカな男がいて、しかしその男には友人もいれば親しい女性もいて、彼と彼女はまったくもって不本意な行動に駆り立てられる。この短編小説の主役はその彼と彼女のほうである。まさか自分がそんな行動を取らなければならなくなるなんてにわかには信じがたい状況が2人を待っている。いわば2人とも被害者だがその2人のあいだにもまだ信頼が生まれるには至らない。さて、せっかく買ったコーヒーは、この先、1人で飲むのか、2人で飲むことができるのか。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2016/05/30
ライトノベル
 
論理的に、あくまで論理的に『微笑の育てかた』と題された短編集に含まれた一編。「微笑」が育つ背景には、「傷心」の生産もあった、というところだろうか。物語はシンプルである。女が2人、男が1人。一方で1対1の関係があり、別の一方で別の1対1の関係があり、双方に男が共通している場合、2つの1対1が2つのまま維持されるのが困難になる場合がある。と、こんなふうにあくまで論理的に、通常なら感情や心理と呼ばれる人間の領域も論理的に書かれるのが片岡義男の短編の特質だ。そして最後に来るのは、「笑い」。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2016/05/30
ライトノベル
 
二つでは終わらない、まだ三つ目の夏がある自由恋愛。あるいは嫉妬。そのように呼んでしまうといかにも陳腐に聞こえるが、この短編が少女向け小説のレーベルからリリースされたことには驚いてもいいだろう。夏があり、高原のホテルという小世界があり、女性が2人、男性が2人。4人のあいだには2組のカップルがあり、その組み合わせがふと変化する。まるで日差しを受けたプールの水面のように。変化する前と後で2つの夏がある。変化に身を委ねることができない1人を置き去りにして、早くも3つ目の夏が始まろうとしている。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2016/05/30
ライトノベル
 
微笑とは何だろう? そのことを探るために、例えば2つの微笑を用意してみること微笑とは何だろうか。破顔一笑や、大きな喜びとは違って、抑制の効いた、それでいて隠しようもなく何かが放射されてくるようなその顔の動きは、例えばそれが女性ものである場合、男にとって女性の微笑とは何だろうか。2人の女性がいる。その2つの微笑が「似ている」としたら、その共通部分に微笑の何かしらの本質があるかもしれない。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2016/05/30
ライトノベル
 
まだ始まってもいない物語の空想段階はほどよく甘い25歳と28歳と24歳。この短編には3つの時間が流れている。24歳、25歳、28歳と自然の時間の流れに沿うのではなくまず25歳から始まるが描かれる場面は28歳のそれで、そこからパッと現実に引き戻されるが、その着地点はさっきまで彼女がいた25歳ではなくもう1年昔の24歳。そのようなささやかな、しかしめまいのするような時間のアクロバットによって、彼女はいま、ある「甘さ」の中にいる。それは弱さであると同時に貴重な甘美さでもあるだろう。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2016/05/30
ライトノベル
 
無防備を撮り、それを交換する関係とは何だろう?短編というよりは掌編。そしてちょっと不思議な一編である。登場人物は女性2人だけ。酔った1人をもう1人が介抱し、その後、時を経て一緒に京都に旅行をする。仲が良いのは間違いないのだが、そこにポラロイドカメラという装置が介在することで様々な推測が働きそうだ。しかも互いに写真を交換したりする。彼女と彼女の関係。これはいったいなにか。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2016/05/30
ライトノベル
 
自分らしく生き、死ぬというのは、どういうこと? 64歳、元海上保安庁の「海の男」、やもめ暮らし。主人公・楠木が考えた、終活=人生の自分らしい終え方の準備とは。北海道・小樽とフィンランドのオーロラ観測施設の雄大な風景を舞台に、元芥川賞候補のスイス人作家が描く感動作。
公開日: 2016/05/27
ライトノベル
 
限られた生の時間のなかで、家族へのこす言葉を探すために、俊介はふるさとへ帰ってきた。幼なじみとの再会を果たし、過去の痛みを受けとめた俊介は、「王」と呼ばれた祖父とともに最後の旅に出る。
公開日: 2016/05/27
ライトノベル
 
遠く遙かな未来、滅亡の危機に瀕した人類は、小さなグループに分かれて暮らしていた。異なるグループの人間が交雑したときに、、新しい遺伝子を持つ人間──いわば進化する可能性のある人間の誕生を願って。彼らは、進化を期待し、それによって種の存続を目指したのだった。しかし、それは、本当に人類が選びとった世界だったのだろうか? かすかな光を希求する人間の行く末を暗示した川上弘美の「新しい神話」
公開日: 2016/05/27
ライトノベル
 
「もう一度、夢を見させてやる」エンタメが禁止された世界で、一人の男が立ち上がった。流小次郎。伝説のチャンピオン・ファイヤー武蔵のライバルレスラーが、立てこもり事件の犯人として捕まった。世間のバッシングを受けてファイヤーが下した決断は『プロレスの自粛』だった。数年後、元プロレスラーたちが何者かに襲われ、瀕死の重傷に。プロレスはいよいよ窮地に追いやられるが――
公開日: 2016/05/27
ライトノベル
 
音信不通になった友人を、彼の恋人と探す編集者の早紀。生前母と絶縁していたおばの遺言を受け取った紗季。無料の豆スープを近所に配る祖父母のもとで育った咲。子どもが好きだけど産むことができない、乳児院で働く沙季。絵本作家の事務所で働く崎と、父親を失った小さな姪のさき。それぞれの‘さきちゃん’たちの日々を描いた5つのストーリー。誰かが決めた立派な人生ではなく、自分自身の毎日をしっかりと歩む‘さきちゃん’たちの、すがすがしい生き方に力づけられる短編集。
公開日: 2016/05/27
ライトノベル
 
熱狂的な支持を集めた97編の短編小説『N・P』。著者の高瀬皿男は、アメリカで自殺を遂げていた。遺されたのは、二卵性双生児の姉・咲と弟・乙彦。『N・P』未収録の98話目を発見し、翻訳していた庄司もまた、自ら命を経ってしまう。その98話に描かれていたのは、実の娘に恋する男の話――。五年後、庄司のかつての恋人だった風美は、遺された姉弟と再会した。さらに、庄司の形見の98話目の原稿をねらう女も現れる。高瀬の死後なお『N・P』に翻弄され続ける風美たち。その激しく美しい夏の日々を描いた傑作長編。
公開日: 2016/05/27
ライトノベル
 
「走る? 走るとはなんじゃ。余は知らぬぞ」殿は生まれてこの方、走られたことがない。必要がなかったからだ。ある日、殿は籠の小窓から飛脚を見て、「走る」楽しさを知ってしまった。「爺。余は走りたくなった」殿がそう言いだしたからには、仕方がない。まだ一度も走ったことのない殿を走らせるために、爺は走りの師匠を呼び寄せて、殿に走り方を教えるよう命じた。「お任せください。必ずや、城内一の早足にして差し上げます」師匠は殿に、そう約束したのだが…
公開日: 2016/05/27
ライトノベル
 
鬼才・楠田文人が描く、どこかおかしくて、ちょっと不思議な世界へようこそ。15分間の現実逃避をお楽しみください。 千代は、矢坂家の手伝いとして雇われ、飯炊き手伝いやお嬢様のお守をしていた。その日、旦那様の言い付けで町まで飴の壷を取りに行った千代は、帰り道に神社で一休み。すると、本殿のほうから大鯰がやってきた。大鯰は、ちらっと千代を見た。「ばほっ」 大鯰は千代に驚いて腰を抜かし、賽銭箱の前に尻餅を着いて、階段で固まる千代と見合ったままの格好になった。「に、人間?」「大鯰?」 一人と一匹が声を発したのは同時だった。「うぎゃっ!」 一人と一匹は逃げようとするのだが、双方とも腰が抜けて動けない。
公開日: 2016/05/27
ライトノベル
 
そのにわとりは、怒っていた。「きゃくご(覚悟)しろ!」そう言うと、にわとりは機関銃を取り出した…「中林探偵事務所」に持ち込まれた、一通の脅迫状。それが、この一風変わった事件の始まりだった。宝を求めてどこまでも追いかけてくる、怒ったにわとりを相手に、探偵の中林は、依頼人の吉田を守りきれるのか?楠田文人の手によるおとぎ話テイストのアドベンチャーストーリーを、ぜひお楽しみください。
公開日: 2016/05/27
ライトノベル
 
<<
<
433
434
435
436
437
438
439
440
441
>
>>
 
16318 件中   13081 13110

©LOQUY 2018-2024 AllRight Reserve.